2話 ページ3
メラ「姫川は何持ってきたんだ?」
メラがフブキに視線を移せば、「よくぞ聞いてくれました〜!」と手持ちの大きなキャリーケースを開けた。
姿を現したのは穴が空いた大型の機械。
フブキ「夜旅館で枕投げをする時に、枕を時速200キロで排出する『ハイパー枕投げマシーン』よ!」
コマ「当たったら死んじゃう!;」
時速200キロというとんでもない数字にマタロウとコマが怯えて頬に手を当てる。
__と、その時。
?「お遊び気分だったら帰ったほうがいいぞ」
冷静な声の主に一同は動きを止めて後ろを振り返る。
貴方「あ……ラントくん、」
大きなリュックを背負ったラントがそこに立っていた。
ラント「私たちは旅行に行くんじゃない。
高等部の豪万蛇会長に、中等部の総退学を取り消してもらうよう直談判に行くんだ」
若干水を差すような言い方にテンションが下がるが、ラントの言ってることは正しい。
するとジンぺイが「分かってるよ!」と声を張り上げた。
ジンペイ「俺だってライムにAを生徒会に入れるのをやめてもらうように説得するんだ!
だから見てくれ!」
そしてズルッとズボンを下ろし、シカの絵がプリントとされたパンツを見せつけた。
マタロウ「それ直談判じゃなくてシカ短パン!;」
彼の突飛な行動にマタロウが慌ててツッコミを入れる。
メラ「アニキ、くだらんス………;」
?「僕たちもご一緒するよ」
またしても背後から声が。
後ろにはリュウスケ、チアキ、ノズチカの3人が立っていた。
リュウスケ「キミたちだけに、中等部の命運を任せておけないからね」
コマ「三又義先輩にチアキくんも?!」
ノズチカ「このまま総退学を待ってるだけってのは性に合わないしな」
チアキ「高等部はどんなとこか興味あるし」
指をボキボキ鳴らして言うノズチカに続き、チアキも目を閉じて言う。
ジンペイはリュックを背負いなおし「いいじゃんいいじゃん!」とAの手を掴む。
ジンペイ「旅行ってのは大勢の方が盛り上がるしな!」←
マタロウ「だから旅行じゃないって……;」
貴方「あはは……;」
未だに旅行気分でもうそろそろ発車するハイパーリニアに乗り込もうと歩くジンペイに、2人は思わず苦笑いするのであった。
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狐音(プロフ) - 水鏡ロゼさん» てすね!私はアニメを見る前にアミーゴさんのを見たので、私はいつも後の展開を予想しながら更新を待ってました!そしていつのまにかファンに…w wでも本当に最高ですよね!続編も気長〜に待ちましょう!早く画像申請終われッッ!!←イラストを描き運営に申請中の人。 (2021年4月1日 22時) (レス) id: 845ef51064 (このIDを非表示/違反報告)
水鏡ロゼ(プロフ) - 狐音さん» 第二号が現れ、お話が合いそうだったのでレス失礼します! ここで話すのもあれですが、やっぱりアミちゃんの小説は最高ですよねー!(誰目線 ) お互いゆっくり待ちましょ(っ ・ω・c)(っ ・ω・c) (2021年4月1日 21時) (レス) id: 5ca667195c (このIDを非表示/違反報告)
狐音(プロフ) - 続編おめでとうございます!←早い人第二号やっぱりアミーゴさんの作品は続編が楽しみです!無理はしないよう、ほどほーどに頑張ってください! (2021年4月1日 20時) (レス) id: 845ef51064 (このIDを非表示/違反報告)
水鏡ロゼ(プロフ) - 続編おめでとう!(まだ早い(() この先どうなるかアニメ上では分かってるけど、七々扇ちゃんがどうするのか凄く楽しみ!無茶だけはしないように頑張ってね!! (2021年4月1日 20時) (レス) id: 5ca667195c (このIDを非表示/違反報告)
AnnedeadΩRouge - アミーゴ.碧さん» アミーゴ.碧さんこんにちはAnnedeadΩRouge夕方までお引っ越しお疲れ様です。先程今日仕上げた内容ですがヒロイン達は無事生徒会室に辿り着ける事が出来ましたが豪万蛇会長に折り入って直談判しますが全くもって耳を貸すことが出来なかったそうです(´Д`|||)。 (2021年4月1日 15時) (レス) id: 09a4a3c559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アミーゴ.碧 | 作成日時:2021年2月21日 18時