29話 ページ30
ゆうたside
無理しかしないA。
だからまた、周りの心配や気持ちなど考えず動くのだろう。
モヤモヤした感情が胸の中にあり気持ち悪かった。
ゆ「はぁ……」
忍「ゆうた君、何かあったのでござるか？」
ゆ「……忍君…。ううん。別に大したことないし、俺は普通だよ？」
へらへら笑う。でも、忍君はムッとした。
忍「嘘でござる。拙者にはゆうた君が無理しているようにしか見えないでござる！！」
ゆ「え……」
忍「……拙者には相談してくれないでござるか……？拙者じゃ力不足でござるか……？」
ゆ「い、いや！そうじゃないよ！……ただ、今日も兄貴と二人で昼食べるのか〜って、最近話なくなりそうでさ〜」
しゅんとされたからあわてて適当なことを言う。
忍「……A殿のことでごさるか。最近、休みが続いているようでござるが、大丈夫でござるのか……？」
悲しそうな顔から心配そうな顔に変わる。
大丈夫……か、どうかか……。
ゆ「……。……大丈夫なわけないよね？あの馬鹿は何で、いつもへらへら笑って無理するの？あーー！兄貴といいAといい、なんなの！」
はっと気が付けばモヤモヤしていた原因をぶちまけていた。
忍「……ゆ、ゆうた君…………。もしかして、こっちが悩みの原因でござるか？」
ゆ「あ、……はは。まぁ……ちょっとモヤモヤしてたかな〜ごめんねいきなり。今のは忘れて」
なんて言ったものの、無理だろうな
幸いクラスには二人だった。
忍「……分かったでござる。ゆうた君は優しいでござるな。二人のことをすごく心配しているでござる。」
ゆ「え……」
忍「さぁゆうた君！！そろそろ移動しないと遅刻するでござる！」
あ、ほんとだ
ゆ「だね。行こう」
─────放課後。
ひ「ゆーうったくーん♪」
ゆ「何で、そんな嬉しそうなんだよ兄貴……」
ひ「ん〜？それはねぇ、ゆうた君が俺のこと心配してくれてたのか〜と知れて！」
ゆ「……ん……？あの会話聞いてたの？！」
ひ「やだなぁ〜聞こえてきたんだよ♪」
や、やらかした。恥ずかしい。
ひ「いやぁ〜ゆうた君があんなこと悩んでたなんて〜。嬉しいなぁ〜ねーA！……あ」
ゆ「…………」
ひ「…………」
ゆ「……A」
ひ「……あのね、俺も……ゆうた君と同じ……」
ゆ「え？」
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與風(プロフ) - 白羽ゆゆさん» 毎度毎度すみません！変換ミス多過ぎて自分が１番悲しい…。教えて下さって本当にありがとうございます！ (2017年10月13日 18時) (
レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
白羽ゆゆ(プロフ) - 仁兎なずなが二兎になってますよ(^^) (2017年10月13日 17時) (レス) id: bb3c96127f (このIDを非表示/違反報告)
與風(プロフ) - 南恋さん» ごめんなさい！なおしました。教えて下さり、ありがとうございます！ (2017年9月23日 23時) (レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
南恋 - あの、衣更真央になってるところ、衣更真緒です！！ (2017年9月23日 22時) (レス) id: 96fa1601d9 (このIDを非表示/違反報告)
與風(プロフ) - 蓮城桜さん» ぁぁ！ありがとうございます。単純にミスです。すみません！ (2017年9月17日 20時) (レス) id: fb6fa0599d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：與風 | 作成日時：2017年4月9日 11時
