す き す き 、 だ ー い す き【呪術廻戦】

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「っA！」


「しょ、こ…すぐるが、すぐるがぁ…」


「待って、今治すから」









えぐえぐと泣く私の頭を撫でてから
反転術式ですぐるを治すしょーこ









「私のせいで、私がっ…」


「…傷は残るかもな」









此処に来るまでにも誰かを治してきたのか、少し疲れた顔のしょーこ

溢れた血は止まり、苦しそうな表情だったすぐるの顔は少しだけ苦しさから解放された様に見えた。良かった、息してる…死んでない、生きてる…

止まりかけた涙が、また再び顔を出す









「ひとまずこれで大丈夫だろ、その内起きるよ」


「うんっ、ありがと…しょーこ」


「…Aどこも怪我してないね？」


「私は、平気」


「そ、じゃあソイツが目覚ますまで側に居てやんな。私は行くから」


「…うん」









そっとすぐるの胸元に耳を当てる

トクトクとゆっくりだか確かに聞こえる心音に、心の底からの安心を覚えた。ごめんねすぐる、私がアイツの気配に気づいてたのに無視をしたから…あの女の子だけだと思ってたの、すぐるを攻撃するだなんて思ってなかった。

ごめん、本当にごめんなさいｯ…









「…ん、」


「ｯすぐる！良かった、目覚めた…ｯ！」


「A…？」


「すぐるｯ…すぐるっ、」









貴方を失うかもしれないと感じた恐怖を引き金に

抑えが効かなくなる私を、どうか許して









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