呪詛師じゃなくて殺人鬼【呪術廻戦】

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「もう敷地外でしょ…」









暫く空間を歩き続けた

そろそろ限界、早く出ないと空間の中で死んじゃう
そんな無様な死に方ごめんだ、さっさと出なきゃ

逃げられたのに意味なくなっちゃう









「っふう、やっぱり地上の方が呼吸は安定す…」


五「…やぁ、さっきぶり」


「ｯ…！」









嘘でしょ、なんでいるの

…玉犬か、逃げるのに必死で残穢の始末雑にしすぎた。血も出てるし余計バレやすかったってとこかな。

でもまだ距離がある、もう一度空間に逃げ込めば









五「同じ手に引っ掛かる訳ないでしょ？」


「…あー、ですよね」


五「ね、僕ともお話しようよ」








ガシッと腕を掴まれる

最悪だ、私この人と話す事なんて何も無いのに。まず触らないで欲しい、腕掴まれるとあの時の事思い出して吐き気がする。

あーあ、どうしよっかな…この状況









五「黙ってないでさ〜、ほら。なんか言う事あるでしょ」


「言う事？何のことかさっぱり分からないね、それより腕離して」


五「離せって？嫌に決まってるじゃん、離したら君逃げちゃうし」


「嫌いな人から逃げるなんて普通でしょ？」









…もう分かんない、この人何がしたいの？

なんで私をすぐ殺さないの？生かしておくつもりもない癖に、理解できない。ホント、最強の考える事にはついていけないね。

私も頭のネジはかなり外れてる自信あるんだけどなぁ









五「…悠仁と恵と野薔薇に、謝罪の言葉ぐらいないわけ？」


「あー、なるほどね！殺してあげられなくてごめんなさい、これで満足？」


五「それ以外の言葉、ないのかよ」


「え〜、あ！今の気分はどう？アンタが助けた私が、可愛い教え子殺そうとしてたのを見てどう思った？」









邪魔しなきゃ良かったんだよ

私をあの時、死なせておけば良かったのに







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