第48話 ページ3
貴方side
別室でタバコを吸っている間、嫌煙家のくせになぜかついてきてそばにいる男を無意識に眺める
連れ帰ってきた時より体格が良くなっている。まぁセバスに鍛え直されたくらいだから当たり前だろうが
じーっと眺めていれば、耐えきれなくなったのか、男が俺の方を向いて口を開く
ゾ:あのぉ、マスター？なんかあります？？
貴:いや、ゴミ雑巾が少し放置している間に雑巾になったと思っていただけだ。
ゾ:ぞ、雑巾www
貴:セバスに相当絞られたのだろう。良く生きていたものだな。油虫のような生命能力だ。
ゾ:油虫？？？
言葉の意味がわからなかったようで頭をかしげる男を眺めつつ紫煙を吐き出す
ゾ:マスター。一個質問ええですか？
貴:なんだ。
ゾ:寒くないんですか？
貴:全く。寒いように見えるのか？
ゾ:見えません。なんでなんですか？
貴:氷の魔法を得意とするからだ。冷気にはある程度耐性がある。
ゾ:なるほど！！
魔法といえば、こいつらもかつては魔法が使えた。だがその魔法はあの男によって封じられて久しい
封魔の術式はかけた相手が死なない限りは解く事はできないようになっている
故にこいつらは奴が死なねば魔法は一生使えない身体にされているのだ
まぁ犯罪者なわけだし、当たり前と言われれば当たり前の刑だ
貴:魔法が使いたいか？
ゾ:そりゃ使えたらええなーとは思ってます。でも基本使わんでやってきたんで、なくても大丈夫ですよ。
貴:必要であれば魔法具くらいは使わせてやる。だがしっかり書類をあげてこい。
ゾ:マスターはそういうとこしっかりしてますよね。なんでなんですか？
貴:、、、予測にはなるが、書類にまとめたがるのはオーナーの性だ。
ゾ:めっちゃ理解しました。
俺は全世界に店舗を持っているエクスマキナのオーナー。大事なことは書面にするに限る
と思っているのが日常にも滲み出ていて、前にレイとオズにめんどくさがられたか
あの2人にはなにかと世話を焼かれているし逆に焼いてもいるのだが
いなくなられでもしたら、ダメになるのは間違いなく俺なのだろう
貴:おい、お前。
ゾ:はい？
貴:今日は2人の護衛をしろ。
ゾ:夜もですか？
貴:そうだ。俺は何せ敵が多い、耳が早い奴は早いからな。警戒しろ。
ゾ:わかりました。
返事を返されるのと同時にタバコを灰皿に押しつけ部屋に戻ればスヤスヤと眠っている2人が見れ
あのくそ野朗め、覚えてろよ
とまた密かに殺意を覚えた
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名無していう名前の名無し - 77話の なんなんだこいつは本当にこいつはジジイか で少し笑ってしまいました（笑）てか、しれっと『セバスがおかしいのは前から』ってdisられてるｯｩ⁉︎← （嫌なコメントであれば消してください。） (8月15日 11時) (
レス) @page32 id: cfc3f2d0fe (このIDを非表示/違反報告)
トコハ(プロフ) - えーっと81話の「範囲が広く強力だ」が「協力」になってます^_^;それと完結おめでとうございます！！面白かったです (2021年9月16日 0時) (レス) id: d000e7e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
しの - あら…体調大丈夫ですか、？お体に気をつけて… (2021年8月1日 19時) (レス) id: d2dd850425 (このIDを非表示/違反報告)
トコハ(プロフ) - 主人公、案外…愉快犯だなwww (2021年7月25日 22時) (レス) id: d000e7e9d5 (このIDを非表示/違反報告)
かに(プロフ) - とにかく最高です！この主人公とみんなの距離感がとても好きです！応援してます！！ (2021年7月25日 20時) (レス) id: f85de546f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年7月18日 14時
