ー92ー ページ2
貴方side
これを始めたのは、一体いつからだっただろうか
もう殆ど覚えていない掠れた記憶を読み込もうとすれば当たり前のように頭痛がする
俺のこれは魔術による世界渡りだ
何かを犠牲にして何かを得る、まぁ良くある話だしこの世界渡りの禁術にもそれが適応される
精神年齢は変わらず、姿形も変わらず、声も思考回路も変わらない
不滅不変、何をしても時間が進むことも戻ることもない止められた己の時間
嫌だとは思わない
思ったことはない
これが俺の当たり前で、望み。この現状に俺は大変満足している
俺が死ぬだけで、大好きなあいつらは多くのものを得る事になる
初回限定版アイテムボックスのような立ち位置に、随分と愛着がある
だがそれら全ては、その後メンバーが楽しく生きていくことが前提の話だ
くそみたいなバッドエンドは望んでない
みんなには生きてほしい。俺を踏み台にしても、何がなんでも生きてほしい
俺の代わりなんていくらでもいる。だから諦めてくれて全くもって構わない
だからちゃんと確かめないと
ふぅ、思考を一旦終わりにして息を吐いてぱんぱん、とズボンについた砂埃を叩き落として
頬に飛び散った血を拭う
今日はオスマンとちょっと出かけてたんだけど、突然襲撃を受けた
人数が多くてオスマンが足に怪我をした。庇いきれなくてまじで申し訳ない
でも皆殺しにしたし許してほしいな
貴:オスマン、足以外大丈夫？
オ:お、おん。大丈夫、、、Aは？
貴:俺？全然大丈夫だよ。人数多いだけの雑魚だもん。でも庇いきれなくてごめんな。
オ:いや、ええよ別に。元々は俺の注意不足が原因やしな。それにケーキも無事やし。
貴:まじ？そりゃよかった。取り敢えず帰ろうぜ！
オ:せやな。
よいしょとオスマンを抱えて基地に戻ったらなんか騒がしくなったけど
オスマンの怪我より返り血まみれの俺が怖いみたいだったからさっさとシャワー浴びに行った
シャワールームから服着て出てきたら丁度ノックされてドア開けたらオスマンの補佐官の一人がいた
貴:どした〜？
「、、、
貴:？なに？
「あ、すみません。あまりにお綺麗で一瞬見惚れてしまいました、、、。
慌てて照れたように頭を下げる補佐官に苦笑する。まぁ顔はいいもんな、顔はw
クスクス笑いながら用件聞いたら明日、チーノと一緒に外交に行ってくれとの事だった
ま、知ってたけど
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1013人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆき - 本当にこのシリーズめっちゃ最高です。作者本当に天才!! (12月25日 16時) (
レス) @page25 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
あくののの - 一気見しました。最後で涙が…、久しぶりにこんな泣きました。涙腺崩壊しまくりです、！()ほんっっとに素敵な小説を書いてくださってありがとうございます！！神作品です…！！ (11月28日 20時) (レス) @page25 id: 514da34b34 (このIDを非表示/違反報告)
くろねこ - あっ目からなみだが…(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ (11月22日 18時) (レス) @page25 id: 867516ea99 (このIDを非表示/違反報告)
名無していう名前の名無し - 一気見しました。なんか、目から汗が止まらん。これだけ伝えます。好きでぇぇぇぇぇすす！！！！うわぃぁぁぁぁぁ、なんでここの作者は天才なんですがぁぁぁぁぁ‼︎←逆ギレ ⚠️嫌なコメントでしたら消してください。⚠️ (8月7日 0時) (レス) @page26 id: cfc3f2d0fe (このIDを非表示/違反報告)
センラ - 人狼くんの方もこっちも涙が止まらない、いつも僕は小説を演じるから余計に止まらない、でも、神作品をありがとうございます。 (8月2日 0時) (レス) @page26 id: 304b99e4d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2021年6月27日 16時
