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貴方side
瓦礫から続々と生存者を掘り起こして、急ピッチで救護テントを張ってとやってたら
一千が善を連れて現れた
一:Aっ！よかった生きてて！！突然どっかの国がミサイル打ち込んできて！！！
街も最悪の状態だよ。今警ギやら他のギルドが手分けして色々やってるけど、、、。
そう説明してくれる一千の身体には沢山のヒビが入ってて今にも崩れそう
多分能力を使って出来るだけ被害を抑えようとしたんだと思う
貴:一千。
一:なに？
貴:俺もジュエルボックスだったんだな。
一:、、、気づいたの？
貴:うん。
何やら不思議な沈黙が流れた。かと思うと、どこかに行っていた善が帰ってきて叫ぶ
善:怪我を診せろA！！！俺が手当てしてやろう！！！ほら、座れ！！！
貴:うるさ。やだよ一千にしてもらう。
善:わがままを言うな！！！！一千はいま細かいことはできないから諦めろ！！！
貴:ちぇー。
一:ごめんね、A。
貴:いーよ。いきなりバキッ！とかやられたらびっくりするから。
きゅ、と優しく指先を握ってみる。ヒビが広がるわけじゃないけど、壊れそうで怖い
じっとヒビだらけの一千の腕を見ていたら、そっと一千に腕を引っ張られて言われる
一:力、沢山使ったんだね。
そう言われながら袖をまくられて、ようやっと自分の身体にもヒビが入ってることに気がついた
貴:みんなの居場所と、生きてるってことに賭けてコイン投げた。
一:そっか。まぁそれだけ人の運命をねじ曲げたらこうなるよね。
善:だが、それは悪いことではないぞ！！！俺はそう思う。お前達は何も悪くない！！！！
突然善に抱きしめられて二人でちょっと驚いてしまう、そんなに俺達を無視して善は言う
善:お前達は人間だ。誰もが異様な目で見ようと、お前たちは人間なんだ。
いやいやいや、身体にヒビが入る奴が人間なわけないじゃん？馬鹿なの？
でも、お前、否定するとうるさいし
貴:はいはい、わかったわかった。
一:ありがとうね、善。
二人してよしよしと頭を撫でてやっても別に嫌がらないこいつはやっぱ馬鹿
しばらくすると善は応急セットを持って救護テントに向かって走っていった
ポツンと二人残された俺たちは、顔を見合わせて静かにクスリと笑って口を開く
貴:人間なんだって、俺ら。
一:善にはそう見えるみたいだね。
変わった友人を持ったなー、って
見上げた晴天に光る一矢の鈍銀に
静かに笑った
これは一世一代の賭けの話
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ゆき - 途中止まりながらもなんとか読み終わりました。やはり作者さん最高です‼ (1月5日 13時) (
レス) @page28 id: 3fb3742587 (このIDを非表示/違反報告)
いカ(プロフ) - 三周目ですがやっぱり何回見ても面白いです！この作品を創ってくださりありがとうございます！！ (2021年3月31日 23時) (レス) id: a85536cb3b (このIDを非表示/違反報告)
紅葉を眺める紅葉団子。 - 完結おめでとうございます！！とても、すっごく面白かったです。話の雰囲気も好きですし、キャラデザも進み方も全てが好きでした。本当におめでとうございます。続編も楽しみです！ (2020年8月12日 22時) (レス) id: adcebbfb3a (このIDを非表示/違反報告)
都築(プロフ) - 失礼します。完結おめでとうございます!!相も変わらず面白かったです。次の作品を書いてくださるのはとっても嬉しいですが、体調には気をつけてくださいね。これからも応援してます。 (2020年8月12日 13時) (レス) id: e5f03274fe (このIDを非表示/違反報告)
ずり - 完結おめでとうございます!面白かったです!次楽しみにしてます!!!好きです (2020年8月11日 22時) (レス) id: 3f8fdf4464 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2020年8月1日 23時
