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貴方side
家の明かりは基本つけない生活を送っている
節約をしているわけじゃない、眩しいと眩暈がして立っていられなくなるから
かつて幼い頃はこの家にも俺以外の人がいて、毎日明かりもついていたけれど
今となっては遠い昔の話。歳をとるごとに弱っていく身体に明かりは辛いだけだった
前世の頃と同じくよく見える目は、よく見えすぎるが故に閉ざすようになった
それでも不便はない
この家に人はいないが、そのかわり六匹の大きな山狼が住んでいて何かと力を貸してくれている
名を呼べば来てくれるし、頭がよくて自分達でお風呂や歯磨き以外はなんでもできる
とても良い子たちだ
だが、そんな子たちが今日はなんだか騒がしい
貴:ガンマ、どうした？何かあった？
「ばぅばぅ！！
貴:？なに？
ガンマが俺の手を甘噛みして引っ張る。ゆっくり立ち上がれば前を行く足音が聞こえて、その後を追う
すると何故が玄関に来た。ガンマは未だ俺の手を甘噛みしては引っ張っている
何事かと思いながらも傘立てにある番傘を手に持ち、玄関戸を開けて外に出たら
さぁさぁと軽く降る霧雨が細かく番傘を鳴らしているのを聞きながら、前をゆくガンマを追いかけた
たどり着いたのは滅多に使われない一応馬車などが通れる大きめの山道で
今度はぺろぺろと閉ざしていた瞼を舐められて、ゆっくりと瞼をあげれば
目の前の道に大勢の人間が転がっていて、ギョッとした
よくよく見ると土砂が何台かの馬車の上に覆い被さっているようである
どうやら運の悪い事に土砂崩れに巻き込まれたらしい。寝転がっている人間たちは
うちの山狼たちに掘り起こされて集められているようだ。馬車を引いていた馬も同様に手綱を噛みちぎられ
きっちり助けられているようだ。うちの子達はみんな賢いな。と思っていれば
ガンマが手を甘噛みして引っ張ったので、また歩き始めて数分後酷く驚いた
だって、見知った顔が殆ど整備もされていない道に寝転がっていたから
そこにいたのは幼馴染の男で、軍に入ると言った他二人の幼馴染を追いかけてあの家を出た男だった
俺のじぃちゃんと、幼馴染四人組で住んでいたあの家を最後に出て行った男
なんでこんな所で再会するんだか、、、とひたすらため息を吐きつつ
こんな所で見殺す訳にもいかないので、ガンマ達にお願いして土砂崩れに巻き込まれた
我々軍の連中を全員家にあげて、面倒な事になったなぁ。と深くため息を吐き出した
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雨狐(プロフ) - 大丈夫です！お身体大事にして下さってありがとうございます！！！！ (2022年9月28日 17時) (
レス) @page14 id: 03cb1ed386 (このIDを非表示/違反報告)
ひみず - 体調がすぐれないときってすごく辛いですよね…そんでもって仕事とか忙しいと思うので気長に待ちます！お身体に気をつけて過ごしてください！…よし、過去作読みに行くぞ〜((( (2022年9月26日 23時) (レス) @page14 id: cf97838499 (このIDを非表示/違反報告)
flower(プロフ) - お知らせしてくださってありがとうございます。いくらでも待ち続けますのでゆっくり体を休めてください…和紙さんのお話大好きです！過去作見ながら待ってますm(*_ _)m (2022年9月26日 18時) (レス) id: 7fbdbdddf5 (このIDを非表示/違反報告)
しきれさん(プロフ) - いつも楽しいお話有難うございます！お体に気をつけてください( >_< )いつまでも待ってます！ (2022年9月26日 16時) (レス) @page14 id: bb34574bf7 (このIDを非表示/違反報告)
U - お大事にヾ(´｡••｡`)ﾉ (2022年9月26日 16時) (レス) id: e026feee7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2022年7月31日 13時
