【wrwrd!】我々さんと大鷹さん【男主】

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貴方side

機械を全部外してもらって、ふるふると身体を揺らしてグーっと伸びてから


ロボロと大先生にすりすりして、オスマンにもすりすりして窓から飛び出す


向かったのは栞さんのお父さんのところ


森から出れなくなってるだろうから、今回は栞さんの為にも外に出してあげよう


悪い人じゃ無さそうだったし


人間化して進行方向から隠れる事なく歩いて近づいたら突然出てきた僕に驚くラフィエルさん


貴:こんばんは。

「誰だ。気配がなかった所を見るに暗殺者、というには服がいささかユニークだな。

貴:暗殺者じゃないよ。森の案内人、かな？出れなくて困ってるんでしょ？出口はこっちだよ。


スッと指差して、歩き始めたら少ししてから会話する声が聞こえたと思ったら意外と素直に着いてきた


結構びっくりして振り向いたら、いつのまにか背後まで迫っていたラフィエルさんに摘むように持ち上げられ馬上に上げられた


「みろ、エーリアが嫌がっていない。無害な証だ。反射的に抵抗してもこなかったしな。

貴:びっくりするから急にするのはやめてよ。

「すまんすまん。で？お前は何者だ？魔のものか？

貴:違う。魔物だなんて心外すぎるよ！僕はこの森の精霊だよ。人間の姿してるのは仕様です。

「精霊、、、そうか、ここは鎮守の森か。

貴:え、知らずに入ったの？？

「頭に血が上っていた。そうか、どうりで出れないわけだ。案内たのんだぞ。


ぽいっ、と地面に下ろされた。この人やる事なす事豪快なんだな〜、ってちょっと思った


こっちだよ、ってまた歩き始めたらみーんなゾロゾロ着いてくるんだもん、なんだか面白い


30分くらい歩いて森を出たら、背後にいた部下さん達がすっごく喜んでた


「森に入ったのに生きてる！！！！

「おぉ、かみさま！！！

「死ぬかと！！！しぬかとぉぉ！！！

「ありがとう！！ありがとう！！！

貴:え、あ、うん？

「精霊様！！！お菓子好きですか！！！

貴:ま、まぁ好きだけど、、？

「これどうぞ！！うちの国で有名なマフィンです！！

貴:なんで持ってるの！？！？

「お嬢様が好きで、、、会えたら差し上げたいとラフィエル様が、、、。

貴:なるほど、、もらっていいの？

「はい！！どうぞ！！！

貴:ありがとう。


なんか凄い勢いで話しかけられて流れの速い川で流されたみたいな感じがしたけど面白いからいっか！


マフィンは後で栞さんにちゃんと渡しておくから安心してね！！って言わないけど思った

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