第23話 ページ25
貴方side
訓練時間、秋瀬と二人で組み手をしていたら突然招集がかかって迅速に対応する
ささっと整列して、前に立っている隊長を見る
ひ:突然ごめんね。予定にはなかったんだけど、今から鬼ごっこ訓練するよ。
この前みたいなただの鬼ごっこじゃなくて、訓練施設を使った特殊鬼ごっこね。
カラカラと隊長がホワイトボードを持ってきて、主に我々新兵に説明をする
ひ:ルールは簡単。人間陣営VS鬼陣営。鬼陣営は五人、スパイが三人、その他は人間。
人間陣営は20分逃げ切り、ラスト五分になったら支給される武器で鬼を倒すこと!
鬼陣営は人間陣営を全滅させること!でもラスト五分は気をつけないと返り討ちにあうからね。
隊長の言葉に楽しそうに返事をする新兵達、まぁ確かに楽しそうだとは思うが、、、
貴:スパイ、とは?
ひ:人間陣営に紛れた鬼陣営。鬼に他の人間の居場所を教えたり、一応回数制限付きの鬼と同じ武器が支給される。スパイが一番危ないかもねw
貴:なるほど、わかりました。
すっと一歩出ていたので引っ込むと隊長は何やら特殊な銃とナイフを出してきた
ひ:これが専用武器、スタンナイフと電撃ガン。鬼のは赤いラインが入ってて人間のは白いラインが入ってる。
隊長か指差す持ち手の部分には確かに色のラインが入っている
ひ:名前の通り、これはスタンガンを元に作られたショック武器!当てられたらまず間違いなく意識飛ぶから
やられた!と思ったら受け身、ちゃんととってね。それができなかったら戦場では痛い死に方することになるよ。
にっこり笑った隊長だが、新兵のほとんどが怯えてしまっている気がする
情けない
因みに隣にいる秋瀬は楽しそうに話を聞いている。こいつが怯えてたら殴るところだった
ひ:この武器を扱うときの禁止事項、言っとくね。まずこの部分、数字が書いてあるとこ。
ここはいじらないこと。ここ、電流の強さを変えるところだから、下手にいじると死人を出す。
俺の隊で遊びでいじるようなやつがいたら、その場で切り捨てる。わかってるよね?
圧をかけられ背中にゾワリと冷や汗が流れて口角が上がってしまいそうになって抑えた
なんだ、そんな圧もかけられるんじゃないか。日常的に使えばいいのにな
ちらりと秋瀬を見れば少しニヤつきかけていて睨んだらキュッ!としめた
ひ:因みにゾムの隊と合同だから!がんばろうぜ!!てめーら、最後まで戦えよ!!
にっこり笑う隊長の後ろに闇が見えた気がした
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三千代(プロフ) - 今、読み返してますがこのシリーズほんとに好きです〜!!!震えが止まりません! (2022年2月4日 17時) (レス) @page48 id: 969193beea (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - 次のパート待ってます!体に気をつけてくださいね。久しぶりに来たので、途中だった他の作品見てきます! (2020年2月1日 20時) (レス) id: 8dc430943e (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - お疲れ様です!作品好きです(突然の告白) ひとらん頭撫でるの好きやな... (2020年1月15日 18時) (レス) id: 4083773df2 (このIDを非表示/違反報告)
47 - え、、、好き。(小説の内容が) (2019年12月23日 22時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
キーさん(プロフ) - 新作おめでとうございます。この作品も毎日更新されるのを気長に待っております。貴方様の作品は何時も次回が気になって夜しか眠れなくなりますね…。 (2019年12月17日 13時) (レス) id: 4dd6ec14bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年12月1日 22時