第10話 ページ12
貴方side
秋瀬が両手を上げた
秋瀬の首にはゴム製のナイフが当てられている。木刀?そんなものはもう床に落とした
一つの武器に固執してなどいられるか
秋:お見事!一瞬ガチで焦った〜w
貴:まぁまぁ動けていたな、まだ少し硬いが。
秋:んへぇ〜キビシーw
腕をぐるぐる回しながらほだしている秋瀬を見ながら問いかける
貴:お前なにかやってたのか?
秋:いや、特には。あ、でもアクション映画見るのは好きだぜw?そういうAは?
貴:俺も特になにもやっていない。机上で勉強はしたが、俺は天才だから基本何でもできる。
秋:なるほど、自覚のあるタイプの天才か。
貴:宝の持ち腐れはしない主義だからな。
秋:そりゃいいことだwww
うるさいほどに笑う秋瀬。なにが面白かったのか俺にはよくわからないな
ふと気がつけば全員バディが決まったようで、ペア訓練をしていた
時計を見れば10分も時間が経っていた。一瞬だと思ったんだが、そうでもなかったな
木刀を拾い上げ、ナイフを腰のショルダーに直したところで隊長がやってきた
ひ:まぁなんとなくわかってたけど、Aと秋瀬でペア組んで。他は無理だわ。
秋:わかりました〜。
貴:ま、そうなりますよね。
秋:なになに、俺でよかったのーw?
貴:あぁ、ペアは有能なやつに限るからな。
ひ:真理だと思う。
秋:普通に嬉しーw
子供のように喜ぶ秋瀬をみて、そんなに喜ぶことか?と思ったが
他のくそさ加減を思い出して、こいつも嫌だったんだろうな、、、と察した
ひ:ペア訓練。第二訓練室の設備、どれでも勝手に使っていいから、やっといて。
明日から本格的にペア訓練始まるから、準備運動だと思って、後よろしく。
貴:どこか行かれるのですか?
ひ:うん。ちょっと飼育小屋の強化をね、、、?
秋:理解しましたw
秋瀬の言葉に苦笑してじゃ!と訓練室を出て行く隊長を眺めながら
あのチビ相当だな、、、と思った
秋:あのチビ豚ちゃん、結構な手練れみたいだなぁw脱走の手練れww
貴:の、ようだな。まぁ動物の心は読めない。好き勝手やらせるしかないのかもしれんしな。
秋:、、、Aって結構動物好きだろ。頭の上にのっけたりしてたし。
貴:普通だ。メンタルケアには丁度いいとは思ってはいるけどな。
秋:そっかぁ。
クスクスと笑う秋瀬の背中を叩いて、訓練をするために設備の方へ歩いて行く
その後ろを小さな気配がついてきているのは
もう知らぬフリをすることにした
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三千代(プロフ) - 今、読み返してますがこのシリーズほんとに好きです〜!!!震えが止まりません! (2022年2月4日 17時) (レス) @page48 id: 969193beea (このIDを非表示/違反報告)
フランドール(プロフ) - 次のパート待ってます!体に気をつけてくださいね。久しぶりに来たので、途中だった他の作品見てきます! (2020年2月1日 20時) (レス) id: 8dc430943e (このIDを非表示/違反報告)
ミオ - お疲れ様です!作品好きです(突然の告白) ひとらん頭撫でるの好きやな... (2020年1月15日 18時) (レス) id: 4083773df2 (このIDを非表示/違反報告)
47 - え、、、好き。(小説の内容が) (2019年12月23日 22時) (レス) id: 08487fa41c (このIDを非表示/違反報告)
キーさん(プロフ) - 新作おめでとうございます。この作品も毎日更新されるのを気長に待っております。貴方様の作品は何時も次回が気になって夜しか眠れなくなりますね…。 (2019年12月17日 13時) (レス) id: 4dd6ec14bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年12月1日 22時