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貴方side
ロボロとしんさんの返事を待たずして、彼は私たちに背を向ける
その後ろ姿が
死を覚悟したショッピさんの後ろ姿によく似てて
私は咄嗟に彼に手を伸ばした
だめ、だめです、いかないで、、いかないでください、やめて
貴:私を、1人に、しないでくださいっ、、、！
私の言葉は誰にも聞こえなかったようでしたが、私はそんなの気にしませんでした
消えていく彼の後ろ姿を追いかける
彼が出て行ってから、すぐに廊下に出たというのに彼の姿が見受けられない
貴:っ！レイ！！
彼の気配を追いかけて、私は止める2人を無視して走り始めた
腹部が痛む、裸足で走っているせいか、若干足も痛くなってきた
けれど、止まらない
信用してほしい、だからといって、自滅を選んではいけない
彼は、、祖国を裏切ったことを、皆さんに示したいのでしょう
確かに、そうするのが信用を得る上で、一番手っ取り早いのはわかります
でも、だめです
貴:レイン。
レ:、、、A、さん。俺は今からあそこを潰しに行きます。そうすればきっと、、、。
貴:一人で潰せるはずない。頭のいい君ならわかるでしょう？
レ:、、、分かってます。でも、俺は、ずっと裏切ってきました。こうでもしないと俺は永遠に信用なんかされない。
酷く、悲しみに満ちたその困ったような笑顔に、私はそっとつぶやくように返す
貴:そんなことありません。信用されてないのは、私も一緒です。
突然現れて、突然わけのわからないことをのたまい、ヘラヘラ笑う。
貴方が信用されないのであれば、私が信用されるわけないじゃないですか。
レ:Aさんは、不安じゃなかったんですか？ここに来るのは、、、。
彼の問いに、苦笑しながら答える
貴:見切り発車でやって来たので、、、私に心の余裕が無かったのも確かですし、、、。
レ:、、、そんなにひどい未来だったんですか。
彼の声が、やはりどこか信じられない、とった様子で、、、少し、困ってしまった
貴:、、言ったでしょう。私が、想像しえる最悪のIFであった、と。
悔しさは辛さから変わり、悲しみは憎しみに変わった。
全て壊してやりたいのに、そのすべが私には無かった、、、！だからこそ、私はここに来て、
今、貴方を頼っているんですよ、レイン。
笑った
出来るだけ、優しく、辛さを紛らわすように、出来るだけ自然に
彼はそんな私を見て目を見開いた
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ハト - パスワード解除ありがとうございます！いまきがつきました！あした見ます！ (2021年3月17日 21時) (
レス) id: bbc0313281 (このIDを非表示/違反報告)
にあ - パス解除ありがとうございます 面白かったです (2019年6月8日 18時) (レス) id: 517e27685c (このIDを非表示/違反報告)
しあ - なんか、、、いつのまにか涙が出てました。 いつから涙もろくなったのかわからないですけど、凄く感動してます！ (2019年6月1日 14時) (レス) id: d3cdf1a55c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ファ〜↑しんさん怖い。wwwwしゅごいね！（←w (2018年8月27日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
らずらいと。 - シルトメーチさんの作品どれもすごい大好きです！！続々編楽しみに待ってます(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2018年6月12日 19時) (レス) id: 163ac01fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2018年5月15日 0時
