86. ページ42
貴方side
人狼はしばらく動きませんでしたが、やがてふらりと体を揺らして、壊れた窓から出て行った
貴:に、逃げましたね。
し:みたいやね〜、あーあ、こんなにボロボロになっちゃって、、、。
貴:すみません、、、。
し:Aはなんも悪ないから、謝らんでええんやで。な?
貴:、、、はい。
私の服をはたきながら、彼は優しく笑って私の頭を撫でてくる
先ほどの殺気はどこへやら、と言った様子で、少し呆気にとられました
しんさんがまた何か言おうと口を開いた、次の瞬間、窓の外から大きな音が聞こえてきた
驚いて外を見れば、ゾムとシャオロン、そしていつのまに行ったのかコネシマがいて
三人でランチャーを持ち出して人狼を追いかけ回しておりました。
そしてそこに乱入する我らが総統様と我らが外交官様、、、
と、叩き起こされて復讐鬼と化したひとらんらん。
貴:あー、えっと、、、ろ、ロボロさーん。
ロ:なに?
貴:総統閣下が見えますー。
ロ:ふぁ!?えっちょ、ほんまやwwwグルッペンおるやんwww。トントンに報告しよ。
インカムを使ってトントンに報告しているロボロを見ていたら、誰かが私の腕を掴んだ
それはレインだった
レインは俯いてなにも言わない、どこか怪我をしたのかと問えば、違うという
ならなんだろう、と少し考えたその時、彼は小さい声でいいました
レ:俺、なにも出来なかった。
『私は、なにも出来ませんでした。』
昔、同じような事を、言ったことがありました。同僚が怪我をしたのに
私は、慌てるだけでなにも出来なくて。
それが悔しくて悔しくて、私はより一層訓練に励むようになりました
その時と、同じ。
貴:レイン、弱いのであれば、これから強くなればいいだけの話ですよ。
レ:つよく、なれるんですかね、、?
貴:なれますよ、私はなりました、なったつもりです。私は、、、強いでしょう?
レ:はい!、、、とても。
貴:なら、そういう事です。努力無しの天才はいませんよ。
し:お、いい事言ったねwその通りだよ、レイン君。
しんさんが、レインに向かって優しくわらった、レインもそれに笑いかえす
よかった、彼ならきっと幹部の皆さんともやっていけるはず
だって、彼は根はとてもいい人なんですから、コネシマみたいにね
シッマはもう少しこう、、、優しく?なってもいい気がしますが、、、
食害しないって、だけで私から見たらもうすでに優しいんですよねー。
食害、ダメ、絶対。です。
840人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハト - パスワード解除ありがとうございます!いまきがつきました!あした見ます! (2021年3月17日 21時) (レス) id: bbc0313281 (このIDを非表示/違反報告)
にあ - パス解除ありがとうございます 面白かったです (2019年6月8日 18時) (レス) id: 517e27685c (このIDを非表示/違反報告)
しあ - なんか、、、いつのまにか涙が出てました。 いつから涙もろくなったのかわからないですけど、凄く感動してます! (2019年6月1日 14時) (レス) id: d3cdf1a55c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ファ〜↑しんさん怖い。wwwwしゅごいね!(←w (2018年8月27日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
らずらいと。 - シルトメーチさんの作品どれもすごい大好きです!!続々編楽しみに待ってます(((o(*゚▽゚*)o))) (2018年6月12日 19時) (レス) id: 163ac01fe3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年5月15日 0時