84. ページ40
貴方side
なんでだよ!!!と私じゃなくても叫ぶはず。絶対そうだ!!と思いながら私は一歩後ろに下がった
コールボタンを押そうと、私は自身のベットに近寄ろうと考える
けれど、私のベットは人狼の近く。コールボタンを押そうとすれば自然と人狼にも近寄る事になる
さて、どうするか、と考えていたその時
私に何かが覆いかぶさったと思ったら、真上を鉤爪が高速で横切った
貴:レイン!
レ:なんでいるんだよっ!!くっそ!!
貴:レイ、落ち着いてください、とりあえず警報を鳴らさないと、、、!
幸い、私たちは出口の近くにいる。廊下へ飛び出して、警報ボタンを押すのも一つの手だ
貴:レイン、廊下へで「レ:危ない!!」っ!しつこいですねあなた!!
人狼が狙っているのは私、しつこく私に向かって鉤爪を振るってくる
ベットに立てかけてある剣を取りたい気持ちでいっぱいだ
スライディングで床に刺さったナイフを抜いて上から降って来ていた爪を受け止める
ぐっと力を込めた瞬間、腹部に激痛が走って思わず力が緩む
頭をとっさにそらせば、先ほどまで頭があった場所に爪が刺さる
貴:くっ!レイ!!レイン!!!警報ボタンを押してください!!
レ:でもっ!!
貴:早く、大丈夫ですから。
私を助けてくれようと思っていると分かったら、なんだか怒鳴るのが嫌で、諭すようにいった
私の声を聞いて、彼はぐっとなにかを堪えて廊下へ飛び出した
その後ろ姿が、、、
ここにくる前の、トントンに逃げろと言われて逃げた私の背中に似ている気がして
後で、ちゃんと謝らないと、と強く思いました。危険だとわかっていて置いていくのは、、、
泣きたくなるくらい、苦しい。
爪が床から抜けなくて唸っている人狼の隙間を縫ってすり抜けて、離れる
そして剣を手に取った
ここで剣を抜くのは、、、と少し考える。だってここは医務室なんですから
本来治療するための場所であるから、そこまで耐久度が高いわけじゃない
壁に穴でも開けられたら、今後の戦争に響きますからね、被害は極力無くさないと、、、
と思っていたら、警報が鳴り始めて、ドアが思いっきり乱暴に開いた
入ってきた小さな影は、ショットガンを人狼にも向かって構えて、、、
「伏せて!!」
そう私に向かって叫んでから、容赦なくぶっ放した、ちなみに私はちゃんと伏せました
真上を通り過ぎていく銃弾
普通に怖い。
839人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハト - パスワード解除ありがとうございます!いまきがつきました!あした見ます! (2021年3月17日 21時) (レス) id: bbc0313281 (このIDを非表示/違反報告)
にあ - パス解除ありがとうございます 面白かったです (2019年6月8日 18時) (レス) id: 517e27685c (このIDを非表示/違反報告)
しあ - なんか、、、いつのまにか涙が出てました。 いつから涙もろくなったのかわからないですけど、凄く感動してます! (2019年6月1日 14時) (レス) id: d3cdf1a55c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ファ〜↑しんさん怖い。wwwwしゅごいね!(←w (2018年8月27日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
らずらいと。 - シルトメーチさんの作品どれもすごい大好きです!!続々編楽しみに待ってます(((o(*゚▽゚*)o))) (2018年6月12日 19時) (レス) id: 163ac01fe3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年5月15日 0時