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貴方side
ポロポロとこぼれ始めた水を拭って、彼の答えを待ちました
少しして彼はそっと口を開いて
レ:はい。
ぐずっ、と鼻をすすった彼の頭をグリグリ撫でた、やったぜ!!!
貴:ふふふwやりました!!今日から貴方は私の部下です!!私の秘密を知ることになります。
私は不思議な存在です。それでも、私についてきてくださいますか?レイン。
レ:男に二言はありません。俺は貴方についていきます。
瞳を見ればわかる、その真剣さ。あぁ、よかった、否定されたら、、、
殺すしかなかったんですから!
貴:ふふ、そうと決まれば、左腕を差し出してくださいな。
私の部下に、悪趣味なアクセサリーは必要ありませんから。
なんのことか、わかっていないグルッペンとゾムを置いて、差し出された左腕に付いている時計を
思いっきりぶっ壊した
レ:なっ!?
貴:神経毒入りの腕時計ですか、、、なんて悪趣味なんでしょうかねぇ。
しかもGPS付き!殺意多めのアクセサリーだ事で、、、これを君に渡した人の首をもらっても?
作動しないように狙って壊した腕時計の悪趣味さを二人に見せた
二人は思いっきり顔を歪ませた、ま、お二人とも嫌ですものね、こういうの。
私の最後の言葉に反応した彼が、私にこう言った
レ:ダメです。
貴:?何故ですか?
レ:俺が、やります。
レインのその言葉と、殺意がこもった真剣な薄緑の瞳をみて、自然と口角が上がる
貴:よろしい。存分にやればいい。君のシグナルロストが向こうで確認されれば
βとぶつかるのは時間の問題、、、その時がくるのはそう遠くはありませんから。
徹底的に、壊してやりなさい。そう続ければ、彼は深く頷いた
あぁ、なんて面白い人なんでしょう。私のいた未来では、すでに亡くなっている人ですが、、、
ここまで面白い人だと、過去にわかっていたのであれば、彼はきっと私のいい先輩だったのでしょう
グ:A、そいつの今後の所在はお前に任す。側に置いておくもよし。
今まで通り、うちの兵として働いてくれてもべつにいいぞ。どうする。
貴:そうですねぇ、、、。どうしましょうかね、、、。
ここまでくるのにコネシマ隊の隊員さんが何名かダウンしてますし、、、。
彼の元の所属部隊は、幹部部隊の一個下の一般部隊の隊員。
そこに戻すのもいいかもしれませんが、私個人が彼の事が心配なのです。
んー、と少し悩んだ結果
私は彼に私の側にいてくれるよう、頼むことにしまいました。
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ハト - パスワード解除ありがとうございます!いまきがつきました!あした見ます! (2021年3月17日 21時) (レス) id: bbc0313281 (このIDを非表示/違反報告)
にあ - パス解除ありがとうございます 面白かったです (2019年6月8日 18時) (レス) id: 517e27685c (このIDを非表示/違反報告)
しあ - なんか、、、いつのまにか涙が出てました。 いつから涙もろくなったのかわからないですけど、凄く感動してます! (2019年6月1日 14時) (レス) id: d3cdf1a55c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ファ〜↑しんさん怖い。wwwwしゅごいね!(←w (2018年8月27日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
らずらいと。 - シルトメーチさんの作品どれもすごい大好きです!!続々編楽しみに待ってます(((o(*゚▽゚*)o))) (2018年6月12日 19時) (レス) id: 163ac01fe3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年5月15日 0時