56. ページ12
貴方side
貴:あぁ、そう言えば総統閣下。βはどうなりました?
グ:今んとこ様子見だ。まだあちらからなんのアクションもないからな。
貴:戦争したばかりですしね。今回の戦争、途中から参戦してくることも考えましたが、、、。
グ:国同士が敵対しとったからまず無いな。仲よかったら来てたかもな、いや惜しいw
貴:この紙のタワーが増えてたと思うのですがそれでも惜しいと思いますか?
グ:来なくてよかったな!!うんうん!!!戦争はよくないよ!!
貴:どの口が言ってるんですかwww
グルッペンは時々このようなことを言ってくるので面白い
外交中にジョークとして言われた時なんか、笑いを堪えるのに必死でしたね
彼と話すのは楽しい、彼が紅茶を飲み終えたのを確認して、洗い物をしてから私は彼の部屋を出た
向かったのは城壁
雨に紛れてアサシンが入り込む、なんて、あるあるすぎることなので、、、。
まぁ、大体はグルッペンのところに辿りつく前にこの世からおさらばしますがね!
休憩室からカッパを拝借して、城壁の周りをくるくる巡回する
変な人がいれば即、職質(物理)からの黒なら逮捕(なお相手は死ぬ)
白なら事情聴取(なお相手はゾムさんの牢獄行き)が待っております!!
バシャバシャと濡れた地面を音を鳴らして歩いていれば、後ろに気配を感じて振り返る
そこにいるのは緑の脅威な彼
貴:どうしました?
ゾ:お前寝てへんやろ。
貴:そんなことありませんよ。
ゾムさんの問いかけに平然とした様子で返事をするもの彼は私を睨み見る
ゾ:嘘。昨日も、その前も、朝は城の内部巡回、夜は城壁の周り巡回しとるやん、いつ寝てるん。
貴:寝てますよ、少しでも、寝てますよ。
ゾ:今日で何徹目なん?
彼の問いは、私の話を聞く気がない、という意志のもと出てきているようでした
正直答えようかどうか、少し考えてから、彼に嘘は無理だと判断した
貴:、、、4徹目ですかね。
ゾ:寝ろや。
貴:寝ません。寝なくても大丈夫なので。
ゾ:絶対嘘。やって、前より反応速度格段に遅なってるし。
貴:殺しやすくなりましたね〜。
適当に返事をして、くるりと後ろを向いて、歩き始めた私の腕を彼が掴んだ
ゾ:ほんまに殺すで?
貴:できませんよ。だってグルッペンがいいって言ってない。
彼ね、未来での私の位置を当てるんだって言ってました。
でもわかるわけないんです。だって私は、、、
私はそこまで言って
近くに現れた気配に向かって走り出した
839人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハト - パスワード解除ありがとうございます!いまきがつきました!あした見ます! (2021年3月17日 21時) (レス) id: bbc0313281 (このIDを非表示/違反報告)
にあ - パス解除ありがとうございます 面白かったです (2019年6月8日 18時) (レス) id: 517e27685c (このIDを非表示/違反報告)
しあ - なんか、、、いつのまにか涙が出てました。 いつから涙もろくなったのかわからないですけど、凄く感動してます! (2019年6月1日 14時) (レス) id: d3cdf1a55c (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ファ〜↑しんさん怖い。wwwwしゅごいね!(←w (2018年8月27日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
らずらいと。 - シルトメーチさんの作品どれもすごい大好きです!!続々編楽しみに待ってます(((o(*゚▽゚*)o))) (2018年6月12日 19時) (レス) id: 163ac01fe3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:地縛霊 | 作者ホームページ:
作成日時:2018年5月15日 0時