【wrwrd!】我々さんと魔眼の守り手【男主】

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貴方side

貴:軍の幹部、ですか？


俺がそう問い返すと、俺の主人であるルードル様は楽しそうに笑って頷いた


「なんでもあの我々軍の情報部の幹部らしい！情報部となればそれなりのスキルがあるはずだ。

なんとしても手に入れるぞ！！！金なら飽きるほどあるからなぁwww


クリスト・E・ルードル。死の商人と呼ばれるほどの武器屋の社長


性格は残忍で極悪。人をおもちゃとして使うことになんの抵抗もない男


はっきり言って嫌いだ


嫌いなのになんでこいつのとこで働いてるのか、って言われたら、理由は一つ


こいつが最後の魔眼のカードを持っているから


でもこいつ、金庫にしまいこみやがって盗りにくいんだよなー


早く死なねぇかなこいつ


こいつは死の商人、なんて言われるぐらいだから、かーなーり、恨まれている


護衛役になったのも、ちょっとミスって守りきれなかったー、的なのを狙っているから


じゃないとこんな奴の隣になんか死んでも立たねぇってのw


オークション会場は終盤に近づくにつれ、熱が増していく


終盤あたりになると、皆金銭感覚がバカになって、金が出やすい


余った金とか重ねまくってくるから、アホみたいな金額になる


「それではみなさん！本日最後の商品でございます
！あの有名な軍、我々軍の幹部にございます！！」


出てきたのは手と足に枷をつけられ、目は布で隠され口はテープでふさがれた、小柄な男


「A、絶対取れ。

貴:はい、ルードル様。


オークションでは、鈴を鳴らしてから金を叫べばいい、絶対音感を持ったオークションの主人が音をかき分けて金を叫び返してくる


金額が億を超えた

上がる声が少なくなってくる


そしてだれかが「3億」と言ったので、鈴を鳴らして金額を叫ぶ


貴:5億！！！


会場がざわめくが、ガン無視で、次々と上がる金額にドバッと高く高く重ねる


貴:6億！

「ぐっ、6億2千だ！！

貴:7億！

「7億5千！！

貴:は「A、儂はもう帰りたいぞ。」は、了解致しました。では


50億。と叫べばもう声は上がってこなかった、こいつ、年収一兆くらいだし金とか海並みにある


きもいな！


「落札！！！50億で落札されました！！」そう、主人が叫ぶと、周りから拍手が飛ぶ


こうしてオークションは終わった


「アレはお前が持って帰ってこい。間違っても馬から落とすんじゃないぞwww？

貴:えぇ、もちろんです。


人間のことアレって言うんじゃねぇよくそジジイ！！消えろ！！！

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