第41話 ページ43
貴方side
ふらりと立ち上がってすっと息を吸うそして吐くと同時にピタッと息を止めて木から飛び出した
許さない、絶対に許さない
銃弾が飛んで来ている場所に大体の目星を付けて一気にそこへ加速して行く
木と木を飛び移りながら移動して、スナイパーの後ろを取る
まずは1人、1人やったら止まらなかった、どんどん見つけては殺し見つけては殺しのエンドレスループ
途中で腹に一発食らったが気にしない、後ろでみんなが何かを叫んでいたけど、なんて言っているのかなんて聞き取れなかった
気がつけば周りには無数の死体が転がっており、銃は弾切れを起こして、ナイフは欠けまくっていた
ぼーっと立っていれば日が落ち始めて綺麗な夕暮れが視界を埋め尽くした
後ろから名前を呼ばれてゆっくり振り向いた、みんなが驚いた顔をした
なんでだろうと考えたらすぐに結論が出た
夕日を背に立っているから俺の周りの木の影が俺を包んで俺の周りは今、真っ暗なのだ
そして今、俺はサングラスをしてないし、コンタクトもしてない
つまり、みんなは今、俺の本来の瞳の色を見ているのだ
みんなは今、左は赤よりの紫、右は青よりの紫の瞳を持った人物を見ているのだ
そんな人物1人しかいない、ぼそりと誰かが“俺”を呼んだ
ー蜘蛛ー
あぁ、、
貴:バレちゃったかぁ、、、
俺の言葉にグルッペンが返した
グ:やはり、お前が蜘蛛だったのか
とやはり、か、、、
貴:やっぱ、ドイツにはバレてたか、、、流石だなぁ、ちなみに、いつからわかってた？
俺の素直な問いかけにグル氏、いやドイツは
グ:完全にわかっていたわけではないさ、ただ、そうなんじゃないかって程度に思っていただけだ
そう、返して来たから
貴:そっか、、、いつか、こうなるとは思ってたんだけどな、ドイツ前に遠回しで聞いたよな？蜘蛛を仲間にするかしないか
そう、問うた
グ:あぁ、そうだな、、、
なんなんだと言うように返して来たドイツにこう続けた
貴:それに対してドイツはノーと答えたよな？
この言葉でドイツはわかったようだ
グ:っ！まさか！Aっ！！
こちらへ近づいてくるグル氏とトン氏とオスマン兄さん、ポカンとしているシッマとシャオとひとらんとゾム
みんな、大好きだよ
貴:さよなら、、、グルッペン
グ:行くなっ！！Aっ！！！
グル氏の声を後ろ手に聞きながら俺は日が落ちて暗くなった森に入って秘密基地まで走って行った
後ろは、見れなかった
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黒猫飴(プロフ) - 作者様の小説読み返し(五、六回目)期間に入っております。あなた様の小説が、マジで面白くて大好きです！！書いてくださって、本当に有難う御座います。続きに行ってきます！！ (2022年5月29日 11時) (
レス) @page1 id: c8537bae2f (このIDを非表示/違反報告)
0 - 面白過ぎて１日で読み終わってしまった! (2022年1月18日 21時) (レス) @page48 id: b5ffb20314 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - すみません、コメントする作品を間違えてしまってました (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編も読みたいのですか、パスワードを教えて欲しいです！ (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
優雅矢雫(プロフ) - 最近見だしたんですがすごく面白いですこれからも頑張ってください (2020年12月26日 23時) (レス) id: 6140c46fdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年11月4日 22時
