第29話 ページ31
貴方side
ゾムと全力ダッシュをして会議室に転がり込むともうみんな揃っていた
2人で謝りながら席に着くと予想より早かった、などと言われた
なお、遅かった場合は粛清不可避だった模様
危ない危ないw
会議は今度の隣国との戦争についてだった
会議は順調に進み、終わりに差し掛かった時だった
ロボロが調べた向こうの戦力の中にあった名前、最高戦力と書かれた場所に載っているその名前は
ロ:向こうの最高戦力は、、、“蜘蛛”、昔、最強と呼ばれた暗殺者や
俺の、昔の名前だった
一瞬で会議室が静かになる
ふと、伏せていた目線を上げるとロボロと目があった、俺がなに？と口パクして聞くと
ロ:確か、、、Aくんがおった＊＊軍の総統をやったのも、蜘蛛、やんな？
そう、聞かれた、驚いていたら、シッマが
コ:そうなんか！？それやったらその、蜘蛛？って奴のこと、なんか知らんか？？
と、問うてきた
さぁ、どう答えるか、、、
と、悩んでいたら、特徴などをゾムが話し出した
ゾ:蜘蛛の容姿は全身黒の戦闘服や、一番の特徴は瞳の色やな、あいつは左が赤、右が青の変わった瞳の色しとったで
ゾムが話し終えるとAくんは？どう？
と、兄さんに聞かれたのであの日、あの時のことを思い出す
と言っても本物の蜘蛛はここにいる、となれば隣国にいる蜘蛛は完全に偽物だろう
俺はそれを知っているけど、流石に俺が蜘蛛だから、隣国の奴は偽物だ、なんて言えない
仕方ない、ここは半分正直に、半分嘘でいこう
俺はそっと口を開いて、話し出した
ーNOsideー
貴:蜘蛛についてなら、少しは知ってる、とりあえずそれでよければ話す、でもその前に！ロボロはどこまで、、、いや、なにを知ってる？
Aの問いにロボロは
蜘蛛によって軍の総統が暗殺され、軍が崩れて行ったことだけや、と言った
それを聞いたAはゆっくりと真実を話し出した
貴:では訂正を入れていこうか、確かに総統サマは蜘蛛に殺された、でも、、、軍が崩れたのはそのせいじゃない。
総統サマが蜘蛛に暗殺される前に、軍にいた全ての兵を殺したからだ。
驚いくみんなを無視してAは続けた
貴:総統サマは全員殺した、出張でいなかった俺の1人を残して、、、全員。
仲の良かった秘書も、幹部が大切に思っていた部下達も、、、俺の、部下も、、、
ー俺はあの光景を忘れられないんだー
そう言った彼の瞳は悲しみと怒りに満ちていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 778人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒猫飴(プロフ) - 作者様の小説読み返し(五、六回目)期間に入っております。あなた様の小説が、マジで面白くて大好きです！！書いてくださって、本当に有難う御座います。続きに行ってきます！！ (2022年5月29日 11時) (
レス) @page1 id: c8537bae2f (このIDを非表示/違反報告)
0 - 面白過ぎて１日で読み終わってしまった! (2022年1月18日 21時) (レス) @page48 id: b5ffb20314 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - すみません、コメントする作品を間違えてしまってました (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
ぷる - 続編も読みたいのですか、パスワードを教えて欲しいです！ (2021年9月16日 21時) (レス) id: 39613b56f2 (このIDを非表示/違反報告)
優雅矢雫(プロフ) - 最近見だしたんですがすごく面白いですこれからも頑張ってください (2020年12月26日 23時) (レス) id: 6140c46fdc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：地縛霊
| 作者ホームページ：
作成日時：2016年11月4日 22時
