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「でも‥‥入学初日で退学って、もっとダセー気がするのだ。」
グリムの一言に唸るエースとデュース。
彼らもきっと頭ではわかっているのだろう。
だって、先ほどから２人は少女を助けてくれているのだから。
「じゃあ、言い方を変えるわ。」
＜協力＞という言葉を過度に拒否した彼ら。
彼らの考えを否定し続けるのも良くないと判断した少女は、今度はぬくもりのある顔で問いかけた。
「契約しようよ。魔法石が取れるまで。」
「契約？」
「そう。契約だよ。私たちは今、運命共同体。魔法石が取れなければ、仲良く退学。それは困るでしょう？だから、自分たちが退学しないために手を組む契約をかわそう。エースはそれも嫌だ？」
「ぐっ‥‥。」
どうやら言葉を変えたのが正解だったようだ。エースの反応が変わる。
「ちなみに、私には作戦案もありますが？」
「‥‥はぁ、わぁったよ。やればいんでしょ、やれば！」
「そゆこと。」
ようやくエースとデュースが折れ、一つにまとまった一同。
少女は言ってやったぞ！とも言いたげな顔で頷いた。
「で？A、どんな作戦？」
笑顔で聞いてくるエース。
少女はにやりと笑った。
「作戦はね＿＿＿」
＜ドワーフ鉱山ー鉱山入り口＞
鉱山入り口にやってきた一同。
「A〜‥‥ほんとにその作戦上手く行くのかよぉ…こわ…いや！不安なんだゾ。」
いざ作戦開始となったら不安になったのかグリムが渋る。
「え？何ビビってんの。こうなったら腹くくるしかないでしょ。」
＿泣いて逃げるなんてマジ勘弁。碧棺さんに笑われるわ。
少女は意外と負けず嫌いである。
少女派緊張した面持ちで拳を握りしめた。
「ははっ、カタくなりすぎ。」
「エースは気楽すぎ。本当、君を説得するのが一番めんどくさかったんだよ？」
少女の隣で笑うエースを、ジトーっと睨みつける。
「ははは。まぁ、そういうなってA。気楽にいこうぜ？」
「調子が良い奴だな！‥‥まぁ、おかげ様で緊張はしていないので？お気遣いなく〜。」
「ゴーストは怖がってたくせに。」
「怪物は物理攻撃が効くってわかっちゃったから、へーき！」
「…その笑顔トラウマだわ。」
「デュース…は何か集中してるからそっとしておこう。」
軽口を叩きながら、ウォーミングアップをする二人
と、精神を集中させ、神経をとがらせるデュース。
グリムが息を吸い込んだ。
作戦開始まであと＿＿＿
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芋けんぴ(プロフ) - ユノさん» ユノ様、コメントありがとうございます。ヒプマイのキャラ本編では基本的に主人公の回想のみの出番となりますが、番外編の方で関りを持たせたいなと考えています！ (2021年3月3日 12時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - ヒプマイキャラは出ますか？ (2021年3月3日 9時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 仁王彩香さん» 仁王彩香様、コメントありがとうございます！今日更新しました！お待たせしてしまい申し訳ありませんでした！ (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» Rさん仲間ですね！ラギーの声推しです。 (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - こっちの作品も更新がんばってください( ´∀｀) (2021年1月27日 12時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2020年8月14日 19時
