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「なぁに？お前らビビってんのかよ？だっせー。」
中々足が進まない少女と震えるグリムに気が付いたエースは、待ってましたと言わんばかりに煽る。
「はぁ？」「なぬ！？」
「べ、別に〜？怖いわけじゃ無いし〜？」
「オレ様だって、ビ、ビビってなんかねーんだゾ！」
少女は余裕がないのかつい反抗してしまった。
グリムも起こったようで、少女の腕から飛び降りて、皆の前に立つ。
「オレ様が隊長だ！オマエらついてくるんだゾ！」
「ははは。ちょろ。」
「うぅ…。」
＜ドワーフ鉱山―内部＞
勢いのままグリム・少女・デュース・エースの順で進んでいく。
グリムのチョロさに笑うエースと、先ほどの言葉を後悔し始めた少女。
そんな少女の様子に気が付いたのか、デュースは少女の肩を叩く。
「A、本当は怖いんだろ？」
「うっ…だって、お化けは殴っても倒れてくれないから。」
「ふはっ。じゃあ、俺が前に行こう。」
「え、デュース…惚れてまうやろ。」
そう言ってデュースは少女の前に立った。
デュースの男気に感謝して、進む。
後ろでエースが馬鹿にしたように笑っていたが、少女はそれを無視した。
それから少し歩いたとき、デュースが突然止まり、グリムを呼び止めた。
「！？待て！」
「うっわ、ごめんデュース。」
「いって、んだよ！急に止まるな！うぅ…」
「すまんかったと思ってる。」
突然のことだったので、少女はデュースの背中に頭を打ち、その反動で後ろによろけたためエースの足を踏み、鳩尾に後頭部をぶつけてしまった。
綺麗に鳩尾に入ったことによりしゃがみ込むエース。
少女はエースに気を取られているが、前方には何かがいるらしい。
「なにか…いる！」
「ぴゃっ！？」
グリムの軽い悲鳴が鉱山内に響く。
少女が恐る恐る振り返ると…
「ヒーッヒッヒ！10年ぶりのお客様だぁ！」
「ゆっくりしていきなよ！…永遠にね！」
「ぎゃー！」
「いってぇ！ちょ、お前握力ゴリラか！」
そこには２体のゴーストの姿が。
少女は驚きと恐怖のあまり、エースの腕を力強く握ってしまった。
「レディにゴリラとは失礼だ！」
「こんな力強いレディがいてたまるか！」
「お前たち言い合いしている場合か！？」
「今すぐ逃げないとやばいんだゾ！」
エースと言い合いしていると、デュースとグリムに怒られてしまった。逃げるために素早く立ったエースに手を引かれる少女。しかし…
「…あ、やべ。腰抜けた。」
「はぁ！？」
少女は立てなかった。
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芋けんぴ(プロフ) - ユノさん» ユノ様、コメントありがとうございます。ヒプマイのキャラ本編では基本的に主人公の回想のみの出番となりますが、番外編の方で関りを持たせたいなと考えています！ (2021年3月3日 12時) (
レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
ユノ - ヒプマイキャラは出ますか？ (2021年3月3日 9時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - 仁王彩香さん» 仁王彩香様、コメントありがとうございます！今日更新しました！お待たせしてしまい申し訳ありませんでした！ (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - Ｒ−アル−さん» Rさん仲間ですね！ラギーの声推しです。 (2021年1月29日 0時) (レス) id: 9d0d70bc15 (このIDを非表示/違反報告)
仁王彩香(プロフ) - こっちの作品も更新がんばってください( ´∀｀) (2021年1月27日 12時) (レス) id: f42b11f826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2020年8月14日 19時
