日常の合間に 彼らにとって少女は ページ6
言葉をくれる人 デザイナーの自白
俺は人を信用できない。
ポッセの二人ですら、完璧に信頼しているわけでは無い。
だってそうじゃないか。俺は普通に生きたいだけなのに、俺の命は中王区に握られてしまっている。
人はみんな自分の目的のために俺を利用するものだと考えていた。
＿だから信用できなかったんだ、Aを。
でも、俺の本性を受け入れ、俺の欲しい言葉をいつもくれる。
俺が苦しい時に限って、Aは現れる。
もし、神様がいるのなら…Aは神様が唯一くれた贈り物なのかもしれない。
俺はきっとAのためならば何でもできるだろう。
「乱数？」
あぁ、Aが＜俺＞を呼んでる。
＿さぁ、今日は何してAと遊ぼうか。
＿＿＿＿
壁の無い人 小説家の自白
「友達ですね。」
その言葉を聞いたときは驚いた。
恥ずかしながら俺は友達の作り方を知らない。
人と仲良くなりたいと思いながらも、自分を知られる事が怖いのだ。
だから俺は人に壁を作ってしまう。
チームメイトにすら壁を作ってしまう。そんな自分に嫌悪しながらも、壁をなくすことが恐ろしい。
しかし、Aはどうだろう。
果たして彼女の壁はどこに存在するのだろうか。
彼女には人を受け入れ、人に受け入れられる才能があるように感じる。
俺とは真逆だ。
しかし、何故か彼女の隣はとても心地が良い。
彼女の横では壁を作ることすら忘れてしまう。
だからいつも慌てて取り繕うんだ。
「…あなたは本当に不思議な人ですね。」
「？」
＿まぁ、全部嘘ですけど。
＿＿＿＿
良い奴 ギャンブラーの自白
アイツは良い奴だ。
俺のギャンブラーとしての勘がそう言っている。
Aの目を見た瞬間に俺の勘が動いたんだ。
だから俺は決めた。
この先何があってもAを信用すると。
他人を信用するという事はとてもリスクが伴う。
だから、これは良い賭けだ。
俺はAを信用したほうが運が上がる方に賭けた。
ゾクゾクするだろ？
「帝統…また負けたの？獣臭い。」
「うるせぇ〜。」
Aを信用した先にある結果はきっと
＿７７７俺の勝ち。
＿＿＿＿＿＿＿
こんにちは。芋けんぴでございます。
第六章、終了です。
次の物語も決まってますので、時間があったらすぐに更新したいと考えています。
私が思っているより、多くの人にこの作品を読んでいただけていることがとても光栄に思います。
では、よろしければ第七章も覗いて行ってください。
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大阪の女 - Stellaが良すぎましたありがとうございました (2023年3月29日 9時) (
レス) @page29 id: f50a0ac3bb (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽 - 初めまして。こんにちは(^^)芋けんぴさんの作品楽しく見させていただいてます。話の続きも是非読ませていただきたいです。 (2022年10月12日 16時) (レス) @page50 id: 7d7f47de01 (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽 - 初めまして。こんにちは(^^) (2022年10月12日 16時) (レス) @page50 id: 7d7f47de01 (このIDを非表示/違反報告)
芋けんぴ(プロフ) - ねむさん» ねむ様、コメント及びご指摘をありがとうございます。完全なる打ち間違えです…。そのせいで寂雷さんが凄くネガティブな人になってました…。現在、訂正させていただいています。意味までご丁寧に教えていただき勉強になりました。改めてありがとうございました。 (2021年7月19日 15時) (レス) id: e6e71631e0 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ(プロフ) - 日常107出発のmourningは悲嘆，哀悼 、哀悼の意を表すこと、喪服，喪章という意味(コピペ)ですよ。朝はmorningです。 (2021年7月19日 9時) (レス) id: 2b048548d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芋けんぴ | 作成日時：2020年8月3日 20時
