痛いのは最初だけ４【佐野玲於】 (ページ46)

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ヨンジュウロクページ46

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A『玲於くんていつもいい匂い。』

玲於『お前もね。何か赤ちゃんみたいな匂いする。』

A『何それ？』

玲於『なんつーの。香水とかじゃなくてミルクみたいな石鹸みたいな。』

A『じゃ香水つけようかな。大人の女の人みたいな匂いするやつ。』

玲於『付けなくていい。これが落ち着く。』

A『ふぁ、、くすぐったいよ。』

玲於くんの鼻が首筋に埋る。

玲於『ここ弱すぎでしょ。』

A『首はくすぐったいの我慢出来ない。』

玲於『首だけじゃなくて他もじゃん。』

こうやって当然みたく玲於くんに私のこと何でも知ってるよって言われたい。

ふっと上がる顔

目が合って、、、

玲於くんのゆっくり降りてく視線とは反対にそこから先を期待して私の心拍数は上がるばっかり。

目を閉じるより前に唇が下からすくいあげる様に重ねられた。

A『ンッ、、』

それだけで溶けていく。。。

でも、すぐに離されて...

玲於『その声ダメ。 ...おしまい。』

A『、、、』

...もう？

手が勝手に動いて無意識に玲於くんの袖を引っ張ってた。

玲於『何、』

A『まだ、、おしまいじゃない。』

玲於『.....じゃあ自分から来て。』

うっ、、、

また意地悪っぽい顔してすごい大胆なこと言ってくる。

自分からキスなんてしたことないけど。。

でも、、、その顔見たら、羞恥心も忘れそう。

身体はドキドキで固まって、躊躇いながら軽く触れるようにキスをした

玲於『、、力抜いて。』

逆に玲於くんから強く押し当てられて

さっきよりも熱を帯びたキスからだんだん深く、ゆっくり舌が無理矢理私の唇を押し広げて中に入ってきて優しく執拗に絡みついてくる。

全身が痺れて何にも考えられない。

もう力なんて入れようと思ってもまったく入らないよ。

最後にチュッて軽く音を立てて塞がってた呼吸器官が解放された。

玲於『A、』

A『ふぁ、、、』

低くて甘い声で愛おしそうに名前を呼ばれるたびそれだけで体が熱くなるみたい。

玲於『もう、、ストップ。』

A『、、、まだ。』

玲於『だめ...』

A『、、怒っていいからあと10秒、、、』

玲於『マジで...Aから来てなんて挑発すんじゃなかった、、』

A『ねぇ玲於くん、、、ダメじゃなくて、、嫌だ？』

そんな言い方して今度は私が止まらない。