痛いのは最初だけ２【佐野玲於】 (ページ12)

今日:1 hit、昨日:19 hit、合計:344,838 hit

じゅうにページ12

★

亜嵐『エリカちゃん何かあった？』

A『今日玲於くんエリカちゃんとご飯行くの。。それでちょっと、』

亜嵐『、、、気になる？』

A『や、別に気にしてなんてないんだけど、玲於くん意地悪でしょ？だからそんな完璧な、、可愛いエリカちゃんに嫌われてないかなぁって心配になっちゃって、、、』

亜嵐『そっか。。Aちゃん下手だね。』

A『..え？』

亜嵐『嘘つけないでしょ？(笑)
あっそうだ！ここね、ケーキもおいしいから。後で頼もっか！』

A『...うん。』

何が下手だったかな？エリカちゃんのこと実はドス黒い感情で見てるってバレた？、、、

チラッとこっそりスマホ確認したけど玲於くんからのLINEは届いてなかった。。

ダメだ。今は二人のこと考えちゃダメ。

亜嵐くんとせっかくおいしいご飯食べてるのに。

、

、

、

A『、、本当にいいんですか？あの、やっぱり半分だけでも。。。』

ケーキもすごいおいしくて幸せに満ち足りたお腹がパンパン。
しかも亜嵐くん、俺が誘ったんだからいいの！って全部ご馳走してくれたの。

亜嵐『ちょ、敬語に戻ってる(笑) 初めてのご飯くらい格好つけさせてよ。また今度家出終わったらさ、おいしいもの食べに行こう♪ね？』

スマート！大人だ！！

A『うん。。本当にご馳走様でした。すごいおいしくて幸せだった！』

亜嵐『俺もAちゃんがおいしそうに食べてるの見てるだけで幸せ♪
...まだ９時だから門限に間に合うね。ちょっと早いけど送るよ。』

まだ９時、、、って、、そうなんだけど。。

もうそんなに経ったの？おしゃべりしてたら時間が経つのも忘れちゃうくらいだった。

A『大丈夫だよ！亜嵐くん家反対方向だし、私ちゃんと帰れるから。』

亜嵐『ダメ、またさっきみたいに変なやつが居るかもだし。』

A『あ、、楽しすぎて忘れてた。』

亜嵐『そんな嬉しいこと言ってくれんの？(笑)

もちろんそんなのなくても送るつもりだったし、こんな時間に女の子１人でなんか帰さないよ。...好きな子なら尚更。』

あーーーこんなに優しい人いる？年上だから？亜嵐くんだから？

神様は居ないけど亜嵐様はいる！

、、、って、待って！！

最後サラっと "好きな子なら尚更" って言った？

いや、別に私が好きって言ってるわけじゃなくて、話しの流れでだよね？

何勘違いしそうになってんだろ、、、恥ずかしい。。