王子なんてくそ食らえ３【佐野玲於】 (ページ38)

今日:4 hit、昨日:5 hit、合計:213,600 hit

さんじゅうはちページ38

★

A『、、、』

そうだったらいいんだけど。。。ね

綾乃『ねぇそれ佐野くん怒るよ～。』

A『...だってあとちょっとだし。本当に元気だし。』

玲於から貰ったサンドイッチ食べたら帰れよって言われてたけど、あと五時間目の授業耐えれば終わりだし、今日早退したってお母さんがもし知ったらまた心配されるし、、、って早退しないことにしたの。

美月『無理してる感すごいけど？』

理恵『限界くる前に言ってね。』

亜樹『本当に変なとこ頑張りすぎるんだから。』

綾乃が佐野くんに言いつけちゃお～って言ってきたから、それはダメ、授業終わったらすぐ帰るからってお願いした。

やっとやっと五時間目が終わって帰りの会も終わった。

ふぅ。よく頑張った私！！さすがに寝不足と体のダルさが限界だ。

綾乃『Aー、佐野くん怒ってるよ(笑)』

A『え、だってバレてないよ？』

綾乃『さっきLINEでチクっておいた(笑)』

A『綾乃～。』

綾乃『だって飼い主？いや、保護者じゃん(笑)』

すぐ帰れば大丈夫！って急いで準備する。

亜樹達と綾乃はダンス部だからってそこでバイバイして、バスも待たないで乗れてスムーズに家まで帰れた。

部屋着に着替えてベッドにダイブする。
もう１秒で寝れそう。って時に家のチャイムが鳴った。

無視して寝ちゃおうとしたけど、何回も鳴るからはーい。って確認もしないで鍵開けちゃって、
その瞬間向こう側からもドア引かれてバランスが崩れる

その時になって、急に怖くなって誰が来たのかちゃんと確認すればよかった、、、って思ったけどもう遅い。

バランス崩した体をその誰かが支えてくれた。

この匂いって、、、

玲於『...このパターン何回目だよ。』

A『、、、玲於？よかった。知らない人だったらどうしようかと、、。』

玲於『は？お前確認しないで開けたの？』

安心したら力が抜けた。

玲於『震えてんじゃん。』

A『玲於でよかった、、』

玲於『家、、、誰も居ないの？』

A『うん。お母さん同窓会行っちゃってるし、お父さんは夜いつも遅いし。。。私も一人っ子だから、、ってか玲於何してんの？』

玲於『へぇ。あーこれ、置きに来た。ここ止めとくわ。』

私の自転車！わざわざ持ってきてくれたの？

A『、、、ダンス部は？』

玲於『今日は休み。』

A『だって亜樹達行ったよ？』

玲於『うん。』

それ答えになってないよ。