王子なんてくそ食らえ３【佐野玲於】 (ページ25)

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にじゅうごページ25

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いつもの玲於だ。よかった、私普通に話せてる！
綾乃のおかげ？だ。

亜嵐『いやいや、頭脳は大人って誉められてんじゃん(笑)』

玲於『ぜってー見た目は子供ってことが言いたかっただけでしょ。』

A『やーめーへーよ～。』

玲於『ふはははっ(笑) ぶっさいく！』

亜嵐、綾乃『始まった！(笑)』

久々にほっぺつねられて、玲於が私に触れてるってだけでドキドキするよ。

もう行こう行こう！って笑いながら亜嵐くんと綾乃は先に歩き出す。

玲於『、、、つか、お前、』

急に自分のおでこに手を当てながら私のおでこにも手を当ててきた。

玲於『あっついんだけど。熱あんじゃん。』

A『な、ないよ！うちらも早く行こう！！』

ほっぺつねられるのはまだいいけど、そんな手を当ててくるのは緊張して無理。。。

玲於『、、、いや、』

A『いいから。本当に大丈夫だから。行こう。』

亜嵐くんと綾乃は楽しそうに話しながら歩く後ろを玲於と二人で追いかける。

玲於『、、そんなに腹減ってんの？』

A『私？』

玲於『お前しかいないわ。てか、絶対熱あるっしょ。そんなファミレス行きたいの？って。』

A『熱なんかないもん。元気だし！もちろんお腹も空いてるけど！』

玲於『はぁ、、、人のことばっかり心配するくせに、お前もっと自分も大事にしろよ。体弱くてすぐ具合い悪くなんだから。ファミレスくらいいつでも、、』

A『何食べようかなぁー！』

話し聞いてねーし。って私の耳たぶ引っ張ってくる。

今日こそ玲於に話さなきゃだから、今日じゃなきゃダメなの。

大丈夫！今も普通に話せてるし。

この距離感も告白したらおしまい、、、。

だから今日は、、ううん、今だけは、、、

玲於『あのさ...ごめん。』

A『え？、、、改まって何？耳たぶ謝るほど痛くなかったよ。』

触られたとこ全部熱いけど。。。

玲於『昨日、、話し聞けなくて。今日は聞くから。』

A『...ううん。あとで話すね。』

ファミレスから帰る頃、私はちゃんと玲於に素直な気持ち伝えられてるかな。。。

玲於『ほら、座って。』

A『また奥、、、。』

玲於『うるせーな、早くして。』

亜嵐『今日は玲於が奥行ってあげれば？(笑)』

A『亜嵐くん優しい♪』

玲於『ダメダメ。亜嵐くんはわかってないから、こいつがマジで赤ちゃんだってこと。』

綾乃『相変わらず過保護(笑)』

亜嵐『パパ？w』