王子なんてくそ食らえ３【佐野玲於】 (ページ22)

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にじゅうにページ22

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A『、、、何で？』

いつも好きの感情が邪魔して冷静な判断が出来ない。
玲於の言動に一喜一憂して、だから玲於のこと何にもわかんなくなっちゃうの。

でも、、玲於告白された時に微笑んでたし。

いつの間にか呼び捨てし合ってたり、よく連絡取ってるのだって絵理から聞いてた。

文化祭の日だって、絵理が暗い顔するたびに笑顔にしてたのは玲於。。。

それって絵理のこと、、

亜嵐『絵理ちゃんだからだよ。』

、、、、、やっぱり絵理だから。。。

じゃあ２人は両思い？

...だったら告白断るのは何で？

好きな子って？

全然わかんないよ。。。

綾乃『、、、どういうこと？』

絵理だから。。。。

亜嵐『そもそもさ...玲於って、、告白されても断り方が冷たいっていう話し聞いたことある？

あいつ "好きじゃないやつに好きなんて言えないし、曖昧に期待させたら逆に傷つけるだけ" って。。。振り方が、、すげー正直で不器用なの。

それで女の子に "玲於くんモテるからって酷い。とか、優しいとこが好きだったのに違った。" とか言われちゃうらしくて。』

綾乃『佐野くん、そんなこと言われてるの？』

亜嵐『俺にはうわべしか見てねーくせにとかただ優しくしてほしいだけなら俺じゃなくてもいいじゃんとかたまに愚痴るけど(笑)

でも告白とか勇気出して気持ち伝えてくれることは素直に嬉しいって。』

みんな結局うわべしか見てないって話し玲於は前にも、、、。

周りが玲於を冷たく感じちゃうのは玲於が不器用なだけ。

結局私もうわべしか見れてなかったのかも。

優しさだって、曖昧な優しさは相手を傷つけるってこと、、

もしかして涼太くんの話しした時に言おうとしてた、、、？

亜嵐『...でも、絵理ちゃんのお願いまで聞いたのはAちゃんの大切な友達だからだよ。

あー見えて玲於って Aちゃん大切に思ってるから。』

A『え、、、？』

何それ。。。大切って、、

私、玲於に大切だって思われてるの？

それって友達だから？

友達として？

だよね。。

亜嵐『あーこんなこと言ったって玲於に知られたらころされる(笑)』

A『...亜嵐くんはどうしてこの話し、、』

亜嵐『ん？まぁ、、勘違いされたままじゃ玲於が可哀相だから(笑)』

綾乃『Aが大切って、、

ずっと気になってたんだけど亜嵐くんは、、、佐野くんの好きな子知ってるんだよね？』

え、、、待って綾乃。