検索窓
今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:232,364 hit

50 ページ50




A『、、、私はプリン食べたら帰るけど。あっ、傘 亜樹達も使うかなって余計に買ったから涼太くん1本あげる。』


涼太『Aちゃん自転車?』


A『ううん。今日はバス。』


涼太『じゃあさ、一緒に帰らない?俺もバスで帰るから。』


A『えっ?』


涼太『そんな嫌そうにしないでよ(笑) って、、やっぱり俺と帰るの嫌だ?』


A『...そんな! 嫌だなんて。。』

綾乃の顔見たらちょっと笑ってる。




涼太『綾乃ちゃん、Aちゃん借ります。』


綾乃『ちゃんと返してくれるの?』


A『ちょっと、綾乃!』


綾乃『(笑) 雨だからA一人で帰るの危ないもんね。』


A『もぉ子供じゃないんだから!』


涼太『(笑)』


綾乃『涼太くん!Aを安全に頼みます。』


涼太『はい、もちろん。』


やっぱ涼太くんは相変わらずキラキラしてて 本当に少女漫画から出てきた王子様みたいにな感じ。


涼太くんと二人で帰るの?、、


私、涼太くんに玲於が好きって言っちゃったし。。。二人で一緒に帰るだなんて、、なんかすごく気まずい。
涼太くんは普通なのに、変にドギマギしてるの私だけ。


綾乃とバイバイしたら、どうしても落ち着かなくなっちゃう。



靴履き替えて外に出る時、傘1本しか持ってないことに気づいた。


A『あ、傘もう1本持ってくるから待ってて!』

涼太『、、それあるからいいよ。』


背の高い涼太くんが傘さして一緒に入ってって。えっ?隣りに?

これ、相合い傘ってやつ?


戸惑ってたら腕引かれて傘の中。相合い傘ってこんな距離近いの?


涼太『そっち寄ったら濡れるよ。』


A『涼太くんこそもう濡れちゃってる。』

私にばっかり傘さしてくれるから、、、


A『やっぱり傘貰ってくる、、』


涼太『いーから。』

優しい声で遮られて、さっきから私の意見は通らない。


A『、、、うん。』


バス停まで歩幅も合わせてくれて、自分より私を濡れないようにしてくれてる涼太くん。

それなのに私は涼太くんとの間が詰められない。



申し訳なくて傘を涼太くんの方に傾けた。



涼太『...Aちゃん、』


A『何?』


涼太『俺が濡れてたら、Aちゃんがもっと近くに来てくれるかなって、、思ってたんだけどね。』


A『、、、え』


見上げたら涼太くんと視線が合う。


この距離で見つめ合って。。。


笑ってない涼太くん



傘に雨が当たる音しか聞こえない。

この小説の続きへ→←49



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (220 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
835人がお気に入り
設定タグ:GENERATIONS , 佐野玲於 , 片寄涼太、白濱亜嵐   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にゅす | 作成日時:2018年7月12日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。