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玲於『悩みって、、悩んでんのって、好きなやつのこと?』
そうです、あなたです。玲於に好きな人がいるって知ってから、それが自分じゃない誰かに向けられてるって思うと苦しくて、
玲於『...てかさ、こないだA言ってたじゃん。相手の全部を知らなきゃ本気の好きじゃないってこと?って。』
A『うん。。』
玲於『だったら本気で好きだよ、それ。 そもそも好きだからそんなに悩んでるんでしょ?』
A『それは、、そうだけど。』
私、やっぱり玲於が好き。
玲於『、、そんなにそいつのこと好きなの?』
つぶやいた声は私に聞こえなかった。
A『玲於、、経験豊富なんだね。』
玲於も本気で誰かを好きになった経験があるから本気の好きがわかるんだろうな。
今まで何人の人が玲於に特別だって想われてきたんだろう、、、。
玲於が今好きな子も。
もっと知りたいって玲於に想われてるんだろうな。
玲於『ゴホッゴホッ、、、何だよ急に。別に豊富じゃねーし。』
A『...玲於が今好きな子って、、、、、その子のどんなとこが好きなの?』
誰?って言いかけたけど、やっぱり勇気なくて聞けない、、、。
玲於『、、、全部。』
A『全部?』
玲於『...じゃあお前は好きなやつのどこが好きって聞かれたら何て答えんの?』
A『ん〜、、、全部。』
玲於『一緒じゃん(笑)』
気づいたら好きになってて、全部に惹かれて、どこがって一言じゃ言い表せない。
玲於もそう?
そんなに玲於に想ってもらえる子、幸せだろうな、、、また胸が苦しい。
やっぱり玲於から直接好きな子の話し聞くのは心臓が保たない。
自分から聞いたくせに、、一瞬で心が死にそう。
玲於『あー、、、咳しすぎて何か頭がボーっとしてきた。熱いけど寒い。』
A『絶対熱あるよ!早く帰ろ。』
玲於の最寄駅から5分くらい走ると自転車を止めた。
玲於『...ここ、俺んち。』
A『ここが玲於ん家?』
小さな花壇がある一軒家。初めて見る
玲於『自転車そこ止めて。』
A『あ、えっ? 着いたし、私帰るよ。』
玲於『、、、ちゃんと最後まで送ってくれんじゃないの?』
A『え、、ちょっと、待ってよ!』
玲於ん家に入る? 嘘でしょ、
心の準備が、、、
ドアの鍵開けて私が入るの待ってる。
でも玲於のしんどそうな顔、、このまま倒れちゃいそうで心配。
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作者名:にゅす | 作成日時:2018年7月12日 14時