王子なんてくそ食らえ２【佐野玲於】 (ページ39)

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亜嵐『あれ？Aちゃんもいる！綾乃ちゃん、さっきまた先生に怒られてたねー(笑)』

綾乃『見てたの？;』

亜嵐『注目の的でしょ(笑)』

美月『綾乃今日も人騒がせだったね～(笑)』

玲於『。。ごほっごほっ、、、A早くして、送ってくれんでしょ。』

A『あ、、、うん、』

亜嵐『え？Aちゃんが送るの？』

綾乃『方向一緒だし、佐野くん具合い悪いから送るんだよね♪』

亜樹『やっぱりうちらって待たれてないよね～(笑)』

ニヤニヤしてないの私と玲於だけ

玲於が着替えるの待って、気を付けて帰ってね♡って皆に見送られて、、、咳で苦しそうな玲於と駐輪場に向かう。

A『せき、大丈夫？』

玲於『無理。大丈夫じゃない。』

A『..救急車呼ぶ？』

玲於『ふっw バカ。てかこっち一緒に乗って帰る？、、、あ、まだお前の座るとこ作ってないわ。』

こっち一緒に、、って

てか、それ玲於が運転しようとしてない？

いや、色々嬉しいよ。

座るとこ作ってくれるんだ。とか、また後ろ乗せてくれようとしてるんだ。とか、全部

でもこれ送るってゆーか、逆じゃない？

A『ねぇ、私が送るんだよね？』

玲於『、、ごほっごほっ。うん。もう早く帰ろ。』

うん。って、、これじゃ私が送ってく意味ある？

やっぱりお互いに自分の自転車乗ってゆっくり走り出した。

たまに咳込む玲於を気にしながら、二人乗りしたこと思い出したりして、、

玲於『...俺が風邪ひくのそんなにおかしいっすか？』

A『そ、そんなこと思ってないよ;』

玲於『じゃさっきから何ニヤニヤしてんの。』

A『別に///』

玲於『あっそ。。。そういえさっき聞いたけど、ゴホッ、、、ゴホッ』

A『ん？何を？』

玲於『、、、なんで泣いてたの？』

A『あれは...泣いたんじゃなくてあくびだよ。』

玲於『、、誰かに泣かされたんじゃないの？』

A『違うよ。。』

玲於『保健室は？、、、なんで逃げたわけ？』

A『朝は、、、色々ありまして。』

玲於『ふーん。別に話してくれなくていいけどさ、、ゲホッゲホッ、、、もう急に走るなよ。』

A『、、はい。』

玲於『何か、、悩みあったりすんの？』

A『悩みってか、私だって華の女子高生だから色々とありますよ、、』

全部玲於のことだよ。悩むのも、嬉しいのも。

玲於『華のねー、、、恋の悩みとか？』

A『こ、恋って、、、』