impostor 2

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「Aさん！会議始まりますよ〜」
『ごめん！今行く！』




新しいプロジェクト、本当に気合い入ってて、1週間に3回は会議がある。





今日は新しい商品売り出すためのCMの会議






『すいません、遅くなりました』






会議室に入ると、全員揃ってた






一応、プロジェクト副リーダーだから1番前にリーダーと座るんだけどやっぱり慣れない。






「よし、竹下も来たし始めるぞ。中野チームからよろしく」






「はい。今回の商品のCMなんですけど、10代から20代前半をターゲットにしてる商品なので、最近10、20代に人気が出て来てるGENERATIONSの皆さんにお願いしたいと考えています」






今、GENERATIONSって言った？





確かに、今回のターゲットにはぴったりだけど、CM撮影にはもちろん私も行かなくちゃいけないわけで、




そうなると涼太くんにも会わないといけないわけで。






「それって、もう先方には伝えてるのか？」
「オファーは出してます。返事待ちです」
「どう？いけそう？」
「はい。かなりの確率でいけると思います」





そりゃあ、うちの会社からオファーがいって断る事務所の方が少ない。





『あの、それってGENERATIONSさん全員でのCM？それとも何人か選抜？』




「7人全員での出演の依頼、出しました」




『そう』






あぁ、確実に涼太くんに会ってしまう







その後も私の頭の中はCM撮影でいっぱいで、会議は着々と進んでるのに、頭には入ってこない

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