グラジオがライダーに変身するベルト ページ10
キバナ｢いくらカントー人が屈強だっつっても、デンチュラの糸でぐるぐる巻きじゃあ じわじわ弱らされてることだろうな｣
マリィ｢添付されてる文章の方、読も｣
脅迫文｢アホのエーテル財団代表代理へ
あなたのお友達は預かりました。 ざまーみろ
シルヴァディを持って来い。 おまえのシルヴァディを持って来い。 PSおフロの鏡などにこびりついた水垢は歯磨き粉で擦ると落ちる｣
グラジオ｢令和のご時世にこのネタ通じると思っているんだろうか｣
ビート｢伝わらなくてスベる様が目に見える｣
マリィ｢えっと、シルヴァディって盗まれた資料のポケモン……？ オリジナルをよこせってこと？｣
キバナ｢ライダーとしちゃ渡すわけにはいかねえよな｣
グラジオ｢無論だ｣
ビート｢じゃあ話し合いで解決しますか？｣
ネズ｢話し合いが通じない社風なのはビートも存じ上げてるでしょう。 決勝戦の1日すら待てないやつがボスだったんですから｣
ビート｢……｣ﾑｶｯ
グラジオ｢向こうに話し合いをする気がないのは既にわかっている。 ポケモントレーナーたるもの、売られた勝負は買わなければ！｣ｼﾞｬｷｯ
マリィ｢と言って取り出すのがモンスターボールやなくて変身ドライバーじゃ、トレーナー云々関係なか｣
グラジオ｢せっかくの新兵器、試さないなんて選択肢は無い。 そもそもこういう事態のための道具だしな｣
キバナ｢……それ、まだポケモンの巣穴を適当に探してた時にしか使ったことないんだろ。 だったら向こうも“グラジオ自身が変身して戦う”なんて、発想すらしてないと思うぜ｣
キバナ｢さっきも言ったが、新兵器を簡単に見せびらかすな。 とっておきは本当に必要な時まで隠しとけ｣
グラジオ｢……そこまで言うならしまっておくか｣ｺﾞｿｺﾞｿ
キバナ｢そーそー、奇襲に使えるしな｣
マリィ｢じゃあさっそく現場に行くよ。 場所は？｣
キバナ｢エンジンシティの倉庫だ。 もう1回戻るぞ｣
ポプラ｢ネズ、口数少ないけど大丈夫かい？｣
ネズ｢……なんでもありません｣
ビート(寝不足のせいでボーッとしてるんでしょう)
キバナ｢今回はおれさまが頑張るからお前は帰って寝ててもいいぜ？｣
ネズ｢妹と弟が戦うのにおれ一人帰るわけには｣
ポプラ｢睡眠不足じゃいざというとき全力が出ないよ。 本当に妹たちを思っているなら自己管理を怠らないことだね｣
ネズ｢…………はい｣
ビート｢……｣ｼﾞﾛﾘ
キバナ｢ごめん｣
ポプラ｢やれやれ｣
小ネタ・時系列無視して唐突にシリアスぶちこむ奴〜www→←話が進むと失速するのなんとかしたいな〜
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作者名：かおり | 作成日時：2020年1月16日 4時
