君に届く音（JW紫×青） (ページ13)

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濵「続き…。」

流「続きだけやない。完成させよ、心に響く…名前なんやったっけ。」

…あっ、そういえば名前知らんかったな。

濵「あ、濵田崇裕です。みんなからは濵ちゃんとか呼ばれてるけど。」

流「わかった、濵ちゃんな。俺は流星って言うねん。藤井流星。流れ星や…カッコイイやろ？」

濵「お、おう。」

流星、なんかとことん読めないやつやな。

流「じゃあもう一回言うな。…よし。

完成させよ、心に響く濵ちゃんの曲。」

俺の曲…。

流「まぁ、さっき会ったばかりのやつに言われてもって感じやろうけどさ。なんか…作りたいな～って思ってん。一緒に。」

流星の言葉はまっすぐや。一つ一つに心がこもってるからかな、しっかり俺に届いてくる。

流「とりあえず考えといてや。俺は濵ちゃんの歌が聞きたいねん。だからさ、またここ来てもいい？」

濵「…もちろん。」

俺がそう答えたタイミングで、前の授業の終わりを知らせるベルが鳴り響いた。