第27話 ページ27
最上階につき薬研と顔を見合わせる。
深呼吸して演技を始める。
「大将!!!」
薬研が大声を出し審神者部屋の扉を叩く。
「なぁに?」
そう返事が返ってきて扉を開ける。
「この見習いが蔵の中で宗三に腕を深く切りつけられて倒れていた!」
「ふぅん。」
興味無さそうに朱里は相槌を打つ。
『申し訳ありません。朱里様っ!!』
「別になんでもいいわよ、取り敢えずこの部屋を汚すのはやめてね。」
そう言われA は自分の持ってたハンカチを広げ傷口に当てる。
朱里は薬研の方を見て奥の部屋に入り小さい子を連れてきた。
「ほら、貴方の大好きな弟よ。」
「っっ!前田!!!」
「自分はどうでもいいからほかの兄弟を解放しろってうるさいからお望み通りほかの弟は下の階にいるわよ。」
「薬研兄さん…。申し訳ありません…!」
「前田、喋らなくていいからな。俺がおんぶしてお前を下に連れてってやるから安心してくれや。」
「はい…。」
そうすると前田は安心したように目をつぶりすやすやと眠る。
朱里はA の方を見ると
「あんた、あまり勝手なことしないでって言ったわよね…?」
『すみません!』
なんでこんな女に頭を下げなきゃいけないんだと思いイライラする。
すると頬に鋭い痛みが襲ってきた。
朱里にビンタくらったのだ。

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レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです!清光君可愛いですね(* ̄∇ ̄*) (11月17日 19時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - 面白いって言われると励みになります!初作品なので不安ばっかでしたが皆さんにそう言って頂けてとても嬉しいです!ありがとうございます! (2017年12月12日 7時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)
ユー - 面白いです!これから、続きが楽しみです!更新、頑張ってください! (2017年12月11日 16時) (レス) id: 51d1ba9355 (このIDを非表示/違反報告)
鶴じい - お・も・し・ろ・い!! (2017年12月11日 14時) (レス) id: a5977de54d (このIDを非表示/違反報告)
犬将軍(プロフ) - ありがとございます!そう言っていただけると嬉しいです!これからもよろしくお願いします! (2017年12月10日 18時) (レス) id: 9f4a7e2e11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:犬将軍 | 作成日時:2017年12月8日 2時