雨露霜雪 (ページ40)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:69,544 hit

#39 ページ40

…

渋「あ、やす～！」

安「あ、しぶやん！おはよー」

渋「おはよう。そういやお前、ちっこいのどうしたん？」

こんなでかいの連れてるん初めて見たわ、って声かけるちっこいのは、昨日話したばかりのｼﾌﾞﾀﾆさん。

別に俺ヤスに連れられてる訳ちゃうで？

安「亮もうちっこくないで？しぶやんそんなん言うてたらあっという間に抜かされるんちゃう？」

因みにヤスはもう既に抜かれている。

渋「ほんまかぁ？楽しみにしてるわ。」

安「うん、また会いに行ったげて？」

大手振って教室に急ぐ。

安「間に合ったけど、これ、しんど…」

大「これやったら朝早起きして1回出来そうやn…」

やなって言おうとしたのに、言い終わる前に

ヤスにおもっくそ蹴り入れられて、

同時に担任が教室に入ってくる。

大「俺やって腰痛いのに…」

『どうしたん？腰？』

大「あー、ううん。なんでもないよ」

『大丈夫？』

大「うん。」

あんまりこの話題は学校でやったらあかんな。

ちょっと恥ずかしいわ。

今日学校終わったら、ｼﾌﾞﾀﾆさんのところ行こ。

どんな人か、ちょっと知りたい。

ヤスも行くかな？

チラリと後ろを向くと、ヤスと目が合う。

あいつもこっち見とったんや…

みるみるうちに赤くなっていく顔。

ヤスはどんだけ見てても飽きへん。

大「かんゎい…」

…