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…
大「……今からほかのとこ行くの嫌やな…」
安「せやろ?じゃあ今のうちから頑張っとかな
僕も、オクラと同じ部屋がいいもん」
近い位置で交わった視線は、ヤスの柔らかい笑顔で逸らされた。
大「ヤス、それ女の子にしたら多分すごいモテてまうで。」
安「え、ほんま?あんまり興味ないけど…
でも、可愛い子に告白とかされてみたいなぁ。」
亮みたいに。って呟いたことは聞いてないフリして
教室に入ってきたクラスメイトに「おはよう」と挨拶した。
授業内容は思ってたよりハードで、
真剣にノート取らな追いつけないくらいだった。
大「……これ毎日とか、しんど…」
今までどれだけ学校に通っていなかったかがよくわかるフレーズを口にして、ヤスの所に行く。
大「……なぁ、ご飯どうする?」
やすのノートはすごい見やすいな。
後でちょっと教えてもらお。
安「食堂はもう混んでるかな……?」
大「食堂とかあんの?ここ。」
安「なんで知らんの?パンフレットとか見てへんの?」
大「みてへん。」
見やんでも行けそうやなって思ってたから。
分からんかったら聞けばいいかなって。
他力本願やな、俺。
安「もう、じゃあ一回行ってみる?」
大「ええの?」
安「ええよ。」
行こ。って勉強の手を止めて俺のやりたいことに付き合ってくれる。
ヤスってなんか、出会って2日目やけどすごい良い奴やな。
…
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裕香(プロフ) - 緑子さん» ありがとうこざいます! (2020年2月27日 11時) (レス) id: 301fe0be56 (このIDを非表示/違反報告)
緑子 - 続き楽しみにしてます! (2020年2月26日 22時) (レス) id: ffc04175b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうか | 作成日時:2020年2月22日 13時