お酒 ページ20
父たちがアメリカへ行って数日目の夜。
ソクジンとゲームをしながら、私はワインを開けた。
JN「お嬢様 ほどほどにしてくださいよ」
『わかってるよ』
寝る前に一口飲むことはあるけど、こんな晩酌はたまにしかしない。
ソクジンと一緒に過ごせる夜が嬉しくて、
つい飲みたくなってしまった。
『ちょっと上達したと思わない?』
JN「まぁ初めに比べたら」
『ほら、見て!あっしまった』
JN「なんでそこで落ちるの笑」
二人で画面を見ながら大笑いをして、楽しい時間が流れる。
『ソクジン楽しい?』
JN「楽しいですよ」
『よかった。ソクジンのこんな顔、見れないから』
JN「執事としては失格ですね」
『今は執事とか関係ないでしょ。仕事も終わってるんだし』
JN「旦那様に見られたら叱られます」
『わたし、そもそも執事とか何っておもう。手伝いが必要なのはわかるけど、わたしたちが敬語をつかわれて、上みたいな立場で扱われるのはおかしいと思うんだよね。』
JN「みなさん立派なご家庭の方ですから」
『だからって何も偉くはないよ。私なんてただこの家に生まれただけだし。ソクジンとは、対等でいたい。』
JN「お嬢様は、昔から変わらないですね」
『せめて、私と二人のときは、こうやって友人みたいに過ごして。ソクジンが楽しいリラックスする時間ももって』
飲んだからか、いつも思ってることが口から出てくる。
『ねぇ ソクジン ハグして』
JN「は?」
『いいでしょ。私からは何度もしてるし。』
JN「いや できませんよ」
『今は執事とか関係なく、幼馴染のソクジンでしょ。』
JN「幼馴染でもハグはしませんよ」
『そんなに警戒しなくてもいいじゃん。けち。』
JN「酔ってます?飲みすぎですよ」
『酔いたいときもあるの。酔わなきゃ言えないことも。』
JN「何か言いたいことがあるんですか?酔ってなくても言ってるように見えますけど。」
『ソクジン好き』
JN「‥だから酔ってなくても言ってますよ」
『ソクジンのことが好きすぎて胸がいっぱいになる。』
JN「そうですか」
『またそうやって受け流す。
もう。ハグしてくれなきゃ寝ないから。』
JN「寝てくださいよ。私が眠れないから。」
『もういい。』
私は自分から抱きついた。
少し酔って、頭がぽーっとする。
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ゆい - ごまきちさん» わかります!!私もみんな好きなんですけど、たまに「あ〜ホソクもいいな〜」とか「テテ可愛いな〜」とか思ったりします!(笑) (2023年3月24日 11時) (レス) id: 15a6fad6dc (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - ゆいさん» わたしはゴリゴリのナムペンです。でも全員大好きです☺ (2023年3月23日 17時) (レス) id: c587f96da5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - ごまきちさん» やっぱり自分の推しを無意識に追うのって、みんなやっちゃうんですかね?ごまきちさんは誰ペンなんですか? (2023年3月23日 11時) (レス) id: 15a6fad6dc (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - ゆいさん» 祝ジンペン。無意識に追うってのが、やっぱり好きのサインですよね〜わかります。 (2023年3月22日 18時) (レス) id: c587f96da5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - お久しぶりです!あの後ジンペンになりました!!このお話が完結して1週間もありませんでした(笑)私がジンペンになれたのは、紛れもなくこのお話のおかげです!!本当にありがとうございます😊今ではバンタンの動画見てる時、無意識にジン君を目で追っています(笑) (2023年3月22日 17時) (レス) id: 15a6fad6dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごまきち | 作成日時:2022年12月5日 6時