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片想い ページ4

次の日、たまたままた同じバスに乗ってきた彼。




NJ「あっ昨日は、ありがとうございました」





覚えててくれたんだ。




『あ、いえ』




恥ずかしくて愛想よくできない。





NJ「三角比?懐かしいな」


『え?ああ』



私が読んでいた教科書を見て、微笑んでいたから恥ずかしくなってしまった。




NJ「高校生だよね。勉強頑張ってね」


『はい。ありがとうございます!』




たった一言。

言葉を交わしただけだった。



でもその低い声と、柔らかい笑顔は、私の心をいとも簡単に奪っていってしまった。






こうして、私の長い長い片想いは始まったのだ。











高校生のわたしにとって、大学生というだけでもすごく大人で、かっこよかった。



いつも見かける人程度だったけど、その日から、
気づけば目で追いかけるようになってしまった。





何を読んでるんだろう、何を勉強してるんだろう。

気になって、いつも盗み見ていた。





自分も頑張って勉強すれば、少しでも近づけるような気がして、一生懸命勉強した。



でも話しかける勇気もなく、いつも見てるだけ。






そして忘れもしない。


私が高2の時、彼は恋人らしき女性とバスに乗っていた時期があった。




そりゃ恋人くらいいるとは思った。

でも、すごくショックで、家で泣いたことを覚えている。









高3になっても、まだ彼はバスに乗っていた。



私は教員になりたかったので、彼の通ってるであろう大学に行けたら理想だった。




かなり勉強しないといけない。

それでも、彼に近づきたい一心で、勉強し続けた。






そして、無事合格して、今の大学に入学する。







その時、彼は院生だと知った。


5つも年上だったんだと知って、ますます近づくことなんてできないと思った。






いつも、見てるだけ。




そうこうしてるうちに4年の月日が流れ、、、、




私は四年生になり、

彼は大学の准教授になった。




そして、私は彼の講義を受けている、という。

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ごまきち(プロフ) - haru418さん» ありがとうございます!大好きなナムの魅力を感じていただけたら本望です! (2022年11月27日 4時) (レス) @page44 id: 0dbf849285 (このIDを非表示/違反報告)
haru418(プロフ) - このお話しのナムさん、最高にキュートです。更新楽しみにしています! (2022年11月26日 22時) (レス) @page41 id: 51924f2e98 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - tyaiさん» ありがとうございます☺ナムの魅力が届きますように‥! (2022年11月26日 15時) (レス) @page19 id: 0dbf849285 (このIDを非表示/違反報告)
tyai - すごく面白いです。どうしたらそんな素敵なお話が書けるのですか?大好きです!頑張ってください。 (2022年11月26日 8時) (レス) @page31 id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - lalacampanella3さん» ありがとうございます☺一つの話の最中はその人に恋してしまうので、完結したい派でして。励みになるお言葉です☆ (2022年11月26日 6時) (レス) @page31 id: 0dbf849285 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ごまきち | 作成日時:2022年11月23日 10時

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