彼女の話 ページ19
JN「嬉し泣き？！」
NJ「確かにそう言われたんです」
今日の出来事が理解不能すぎて、俺は夕食を食べながら、ジン先生に相談していた。
JN「よっぽど、優しくされたことが嬉しかったのかな」
NJ「普通にお礼を言っただけなんですけど、、」
JN「人に優しくされたことないとか。」
NJ「普通の大学生ですよ。」
うーん、、と食べながら考えていた。
JN「それってさ、もしかすると、あれかもよ」
NJ「何ですか」
JN「お前のファン、とか」
NJ「ファン？いやいやいやいやないですよ」
JN「ないか」
あっさり否定されると悲しいんだけど。
JN「で、好きなもの、教えてって言われたんでしょ」
NJ「はい。それも疑問です。」
JN「やっぱさ、ファンなんじゃない？」
NJ「だとしたら、何で俺のファンなんでしょう？」
JN「そんなのわかんないよ。でも、世の中に一人くらいは、お前みたいなのがタイプの子もいるんじゃないの。」
世の中に一人、、、まぁ、いいけど。
JN「でもお前から話しかけるなんてね。気になってるんだその子のこと。やっぱ可愛い子なんじゃない？」
NJ「可愛いというのは、一般的に見て、ですよね。」
JN「まぁ、一般的に見てって意味かな」
NJ「一般的に多くの人が美人だ、と感じるのは、あくまで顔のパーツのバランスだそうですよ。
目と鼻と口のバランスで、黄金比というのがあって、、、」
JN「あーもう難しい話はいいって」
NJ「だから、美しいと感じる顔というのは、全て計算で結論づけられてるんです。それを、キレイだ、好きだなんて思うのは、錯覚してるというか、思い込んでいるだけだと。」
JN「で、その子は結局いいバランスなの？」
NJ「おそらく、データ上では、バランスの整った美人タイプの顔をしていますね。背は小さくて、幼く見えますけど。」
JN「お前データとか、そういうこと絶対に女の子の前で言うなよ。」
NJ「そうですね、それは、一応わかります。」
JN「まぁでも、心が動くかどうかだよね、恋なら。
お前にもそんな相手が現れることを願ってるよ」
結局、彼女がなぜ嬉し泣きをしたのかは、結論が出なかった。
でも、俺に対して少なくとも好意的であるのかもしれない。
また、話してみたい気がする。
どんなことを考えてるのか、
彼女の心の中を知りたいと思っていた。
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ごまきち(プロフ) - haru418さん» ありがとうございます!大好きなナムの魅力を感じていただけたら本望です！ (2022年11月27日 4時) (
レス) @page44 id: 0dbf849285 (このIDを非表示/違反報告)
haru418(プロフ) - このお話しのナムさん、最高にキュートです。更新楽しみにしています！ (2022年11月26日 22時) (レス) @page41 id: 51924f2e98 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - tyaiさん» ありがとうございます☺ナムの魅力が届きますように‥！ (2022年11月26日 15時) (レス) @page19 id: 0dbf849285 (このIDを非表示/違反報告)
tyai - すごく面白いです。どうしたらそんな素敵なお話が書けるのですか？大好きです！頑張ってください。 (2022年11月26日 8時) (レス) @page31 id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - lalacampanella3さん» ありがとうございます☺一つの話の最中はその人に恋してしまうので、完結したい派でして。励みになるお言葉です☆ (2022年11月26日 6時) (レス) @page31 id: 0dbf849285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまきち
| 作成日時：2022年11月23日 10時
