男子 ページ13
「泣いたの？！」
『うん……』
さっきの顛末をルイに報告したら、驚かれた。
「そりゃあ先生もびっくりだよね」
『どうしよう。絶対に変に思われた。
せっかく少し話せるようになったのに……』
「いいじゃん。ある意味、印象に残ったでしょ。
前向きにとらえたら？」
『前向きにって、、、』
「これまでのこと思えば、大進歩じゃん。
頑張ってみようよ。」
そう言われれば、そうなんだけれど、
やっぱり恥ずかしくて、もう先生に会わせる顔がない。
翌週の授業。
私は、一週間先生に会わないようにして、過ごした。
こっそり見かけることはあっても、前みたいに話しかける勇気はさすがになくて。
「真ん中座るよ！」
少し端の方に座ろうとしたら、ルイに叱られてしまった。
「これで避けてたら、またもとに戻るよ。見てるだけでいいの？せっかく先生の世界に入れたんだから。」
『うん、、そうだよね』
授業は、ちゃんと聞きたい。
TH「ここいい？」
後ろから声をかけられて振り向くと、
同じ学部のテヒョンくんたちが立っていた。
隣の席に座ってもいいかってことかな。
『あ、どうぞ』
テヒョンくんたちは、イケメンでちょっとした有名人。
オーラがあるというか、華やかで目を引く人。
私なんかが話したこともない。
ナムジュン先生しか目に入らない大学生活を送ってきたので、男子とはそもそも関わりもあまりない。
それに、カッコいい顔の人に特に興味がないわけで。
JM「Aちゃんだよね。はじめまして〜」
JK「よく顔は見るんだけど、話すのは初めてだね」
「何？ナンパしにきたの？」
ルイは普通に話せるんだよね、
TH「こないだ質問してたじゃん。すごいかっこよかったね」
『いやいやいや』
JM「ちょっとこの授業ちゃんと聞いてみよってなってさ。
真ん中座ってみたんだー」
関心をもってくれた人が増えるのなら嬉しいことだ。
先生もきっと喜ぶだろうな。
私はいつも通りに、真面目に講義を受けた。
NJ「質問はありますか？」
TH「ハーイ」
えっ テヒョンくんすごい。
私以外の学生が手を挙げるのは初めてだった。
TH「そもそも、統計学って何ですか？確率とどう違うんですかー？」
えっ そこ？？？
すごいなこの人。
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ごまきち(プロフ) - haru418さん» ありがとうございます!大好きなナムの魅力を感じていただけたら本望です！ (2022年11月27日 4時) (
レス) @page44 id: 0dbf849285 (このIDを非表示/違反報告)
haru418(プロフ) - このお話しのナムさん、最高にキュートです。更新楽しみにしています！ (2022年11月26日 22時) (レス) @page41 id: 51924f2e98 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - tyaiさん» ありがとうございます☺ナムの魅力が届きますように‥！ (2022年11月26日 15時) (レス) @page19 id: 0dbf849285 (このIDを非表示/違反報告)
tyai - すごく面白いです。どうしたらそんな素敵なお話が書けるのですか？大好きです！頑張ってください。 (2022年11月26日 8時) (レス) @page31 id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - lalacampanella3さん» ありがとうございます☺一つの話の最中はその人に恋してしまうので、完結したい派でして。励みになるお言葉です☆ (2022年11月26日 6時) (レス) @page31 id: 0dbf849285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまきち
| 作成日時：2022年11月23日 10時
