mi mi mi 3

あげない。#8 ページ35

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日曜日の昼下がり、
特になにもやることはなくて、
私はよくある情報バラエティ番組を
まさはあまり面白くなさそうな本を読みながら
コーヒーを飲んでる。









「最近不倫のニュース多いよね」









ずずっとコーヒーを飲みながら
まさに話しかけると、
んー、なんてどうでも良さそうな返事。









「私が浮気したらどーする？」


「あーむり」









めげずに問いかけて見たら、
予想に反した食い気味な反応。








「無理？」


「むり。いやだ。」


「めっちゃアプローチとかされてさ、その人にとられたらどーする？」








私が意地悪なこと聞いたら、
ちらっとこっちを見て。








「あげない」







予想外の返事。

…かわいい。









「まさにも独占欲とかあるんだね」


「あるよそりゃ」









どっか行ってほしくたって
どこにも行かないからって伝えたら、
本読みながらニヤッて笑ったの
見逃してないからね。









「かわいい。まさ大好き。」



「…じゃそんなこと聞くな」









(怒った？って聞いたら、全然。だって)
(そんな心地よい独占欲に浸からせてもらって、)

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