約束の明日。 (ページ28)

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☆ ページ28

‐永瀬廉‐

最近今が朝なんか、昼なんか、夜なんかわからん・・・

薬のせいで吐き気も倦怠感もおまけに割れそうなくらい頭痛くて胸も絞められてて
こんなつらい思いしてまで生きてたくないって思うし・・・
生きてるよりつらいねん今のこの状況。

さっき玄樹来てたな・・・って思ったけど起きたら横山先生がちょうど点滴の様子見きてた

横「つらそうやな・・・もう少しの辛抱やで？？」

廉「・・・せんせ・・・もう・・・やめたい・・・」

こんなこと言うつもりなかったのに・・・
いつも俺のこと考えて治療してくれてんのに困らせたくないのに・・・

どんどん口から出て・・・止まらない。

廉「もうつらいねん・・・よくなってるん？これ・・・もうやめてや・・・生きてる心地せんねん・・・」

横「つらいよな・・・でもな？効果があるからこそこうして今つらいねん・・・
俺には見えるわ・・・廉がもうこんなとこ来ないわ！！！って退院してる姿。」

そう言って先生は背中をさすってくれた。

ツンツンしてて不器用な先生なりの励まし方やねんな・・・

だけど・・・先生の言ってたこと間違ってなかった。

思ったより長引いたけど・・・薬の効果もあってか・・・

次の年の3月には退院した。

もちろん言ったやったで？？

廉「もうこんなところ来んわ！！！！」って。