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玲於『もし、もし受かったら、』
「ん？」
俺の方が背高いから肩に顔が埋まってるAちゃんは
くぐもった声で優しく聞き返した。
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玲於『おれ、の、』
「……………ふふ、玲於ダメだよ。」
玲於『え、？』
「玲於にはもっともっと色んな景色を見てもらわなきゃ。」
そっか、これは遠回しに " やめとけ " ってことか。
俺よりも遥かにこの世界を熟知しているAちゃんの言葉に
何も言い返せなかった。
言い返すつもりはなかったけど。
「れーお。」
玲於『なんすか、』
「んー。ふふ、呼んでみただけ。
玲於って呼びやすくない？」
玲於『……初めて言われた』
「何回も呼びたくなっちゃう。
ふふ、れーお。れおたーん。」
玲於『っ、子ども扱いやめてください、』
「えー？私にしてみれば子どもだよーう。」
くすくすと笑ったAちゃん。
俺からしてみればその姿は子どもだよ。
暫くして離れたAちゃんは俺の頭を撫でてから
出口に向かって歩き出した。
その後ろ姿を見送っていたら突然、こちらを振り返って
こう叫んだ。
「玲於！！勝つまで負けんな！！」
玲於『っ、それ………』
そう言葉を残してジムを後にした。
玲於『…………っし、やるか。』
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「………っ、ん、ぐすっ、玲於、」
玲於『なんでAちゃんが泣いてんの、』
「よくがんばった、がんばったよ、れおはぁ、！！！」
GENEの楽屋にやってきたAちゃんは
俺目掛けて飛んできた。
その前に隼、裕太くんにも飛んでってたけど。
隼『A、ちゃんっ、！！！！！』
「はやとぉ〜〜〜！！！！っ、ひっ、ぐすっ、」
裕太『っ…………』
「ゆ、うた、っ、おつかれ、みんなおつかれさま……っ！！！」
俺ら3人とハグしたAちゃんは
すんすん鼻を鳴らしながら
俺らのあそこがかっこよかった、
あれがよかった、と永遠に。
玲於『がんさんとこ、』
「さっき行ってきたぁ………ぐすっ、
おめでとう、ってちゃんと言ったもん、」
知ってる。俺見てたし。
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美紀(プロフ) - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年11月10日 12時) (
レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - 紅衣乃魅さん» いえいえ、こちらこそご提供ありがとうございました＾＾これからも楽しみにしていただけたら嬉しいです！ (2021年9月19日 10時) (レス) id: 91355241f7 (このIDを非表示/違反報告)
紅衣乃魅 - リクエストに応えて頂きありがとうございます。とても面白かったです。これからも楽しい作品を書いて、頑張ってください。本当にありがとうございます。 (2021年9月17日 0時) (レス) id: 5f2ebe77b7 (このIDを非表示/違反報告)
かの(プロフ) - 紅衣乃魅さん» 初めまして、コメントありがとうございます＾＾そして感想もありがとうございます＞＜了解です！もう暫くお待ちいただければ幸いです！ (2021年9月16日 21時) (レス) id: 91355241f7 (このIDを非表示/違反報告)
紅衣乃魅 - こんばんは、はじめまして。いつも楽しく読ませて頂いてます。健二郎さんの話面白かったです。二人の仲の良さが伝わってきました。もし、宜しければですが、ELLYverをリクエストで書いて頂けないでしょうか？よろしくお願いします。 (2021年9月14日 20時) (レス) id: 5f2ebe77b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かの
| 作成日時：2021年8月8日 18時
