好きがあふれる。 (ページ8)

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Where is my Prince ？ページ8

you

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剛典が泊まりに来た次の日。

お互い事務所に用事があったから

どうせなら一緒に行こうということで。

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哲也『あれ？一緒に来てんの？』

「あ、哲也さん！おはようございます～！！」

剛典『お疲れ様です！』

哲也『あ、うん。おはよう。』

廊下でバッタリ遭遇した哲也さん。

不思議そうに私と剛典とで視線を行ったり来たり。

剛典『昨日Aん家泊まったんすよ』

哲也『……え？』

「すっごい強引だったんですよ！
" 家寄っていい？つか泊まるわ " って！」

剛典『嫌なの？』

「別に嫌じゃないけど………」

剛典『じゃあいいじゃん』

哲也『え、ちょっと待って待って。
一応確認なんだけど、付き合ってないんだよね？』

『「はい。幼馴染です。」』

ぽかんとした哲也さん。

変なのかな………？

哲也『……聞いていい？寝る時はどうしてんの？』

「？一緒に寝てますよ」

哲也『は？！』

剛典『あ、でもAのベッド超でかいんすよ。
多分あれは3人……いや、4人は寝れますね』

哲也『分かんない……俺には全く分からない……』

" 普通、男女がひとつのベッドにいたら
何も起こらないなんて有り得ないでしょ？ "

人差し指を天井に向けて、学校の先生がやるような

仕草をして私たちに言葉一つ一つ言い聞かせるようにして

話している哲也さん。

哲也『その辺どうなの、がんちゃん。』

剛典『え！？俺っすか！？あー……』

なんて言うんだろう。

そう思ってたら片手で顔を覆って

しゃがみこんでしまった。

剛典『哲也さん……すみません、降参です。』

哲也『ふははっ、いじめすぎた？笑』

剛典『ほんと勘弁してくださいよ……笑』

私には分からなかった。

なんで剛典の首筋が真っ赤になって

哲也さんが嬉しそうなのか。

そんな私に気付いた哲也さんは

優しく頭を撫でてきてくれて、にこっと笑った。

" 早く王子様に気付いてあげな？ "

私の王子様 ──────────── ？

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