好きがあふれる。 (ページ23)

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頼れるお兄ちゃんページ23

ryuji

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目の前に座るAの瞳は揺れてて、潤んでいて

今にも零れ落ちそうになっている。

隆二『いくらがんちゃんでも許せないもん。

大好きなメンバーを、大好きな人を泣かせるなんて。』

「隆二くん………」

ほろりとこぼれ落ちた雫。

それを拭い取ってあげれば擽ったそうに

目を細めて綺麗に笑った。

「ありがとう、隆二くん」

隆二『俺に遠慮しないでね？笑』

「……ふふ、当たり前。」

それから、あの件はA本人が伝えて無事解決したらしい。

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2015年 7月

順調に進んでるBLUE PLANET。

ここ最近の俺は思った。

剛典『Aーーーー、それ取って』

「ん」

「剛典、ちょっとあれ」

剛典『はいどーぞ。』

剛典『あーストップ。糸出てる』

「え、どこ？」

剛典『切るからちょっと待ってて』

「相変わらず寝癖酷いね」

剛典『ねー、俺も思う。直して？』

「は？自分でやってよ」

剛典『そんな堅いこと言わないでよー！ね？』

…………………なんだか妙に2人の距離が近い。

いつも近いよ？いつも近いのに最近はなんだろうな……

より夫婦感が増したっていうか。うん、そんな感じ。

そう思って健ちゃんに聞いたら

『気のせいちゃう？あいつらいつも距離感バカやし』

って。いやいやいや、俺がおかしいの？

なんて考えてるうちにもほら！！

ELLY『週刊エリザーーーーイル！！！
さくたか～～！！Wht's Up！？』

剛典『いえーーーーーーい！！！！』

「ん、ふふ、ちょっと！！」

ELLY『あっはは！今日も絶好調だね！！
軽々しくお姫様抱っこしちゃって～！！
ラブラブぅ～～！！！』

………いやほんと凄いと思うんだよね。

これで付き合ってないんだよ？

どれだけ仲良くたって普通お姫様抱っこしなくない！？

『ねぇ！！？？』

『うるっさ！！』

『早くくっ付いてくんない！？』

『俺に言うなよ！』

(隆二／広臣)

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