好きがあふれる。 (ページ17)

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バチバチページ17

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直己『はいはい二人とも離れて笑』

直己さんの呆れた声を合図に光が差し込んだ。

見上げるとやっぱり。

「もう……急にやめてよ」

剛典『Aが口説くから』

「口説いてません。」

隆二『えー？違うのー？』

「隆二くんー？」

今度は剛典に後ろから抱き締められて。

日常茶飯なんだけど、どうしても顔に熱が集まる。

剛典『いくらメンバーでもダメです。』

隆二『ふははっ！！顔マジじゃん！』

剛典『隆二さん。』

隆二『…………付き合ってねぇのに？』

いきなり声が低くなった隆二くんに驚いた……。

それは私だけじゃなくて、ここにいるTRIBE全員が

私たちに注目してる。さっきまであんなガヤガヤしてたのに……。

剛典『……………』

隆二『 " 幼馴染 " なんだよな？』

剛典『……そうっすよ。幼馴染っすよ。』

隆二『それはもう幼馴染の域超えてんじゃねぇの？』

" それ " って私を抱き寄せる剛典の腕を示したんだけど

隆二くんはなんでこんなに怒っているのでしょうか……。

とっても怖いです……誰か助けて………

剛典『もう25年も一緒にいますからね。
こんなスキンシップどうって事ないんすよ。』

隆二『スキンシップねぇ………』

広臣『りゅーじー？その辺にしとけよ？』

隆二『……わーってるよ。』

きた！！！救世主！！！ヒロオミトサカ！！！

彼の言葉で張り詰めていた糸が緩んだありがとう！！

臣くんに連れられたかと思えばUターンして

戻ってきた隆二くんは剛典の耳元で何か言ってる。

ん……よく聞こえん。

広臣『ごめんな？笑』

剛典『……大丈夫っす。笑』

「隆二くん………？」

広臣『大丈夫、俺が何とかしとくから笑』

" 心配すんな " って微笑んだ臣くんは隆二くんの後を追った。

なんだったんでしょう…………。

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