好きがあふれる。 (ページ12)

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教えられたページ12

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興味本位で聞いてみた。

だけど予想と違った答えが返ってきて

安心したような、なんだかもやもやするような。

かと思ったら今度はなんですかこれ。

なんで私はいま俗に言う " 押し倒されて " いるんですか？

「……え、あの、なにして、」

剛典『Aが " なんで？ " って聞くから
教えてあげてるだけ。』

「教えてあげて………？」

剛典『敬浩さんと臣さんは手早いから。』

えでも私敬浩さんと臣くんに押し倒されたこと無いよ？

剛典の今の話からしたら貴方の方が余っ程手早いと思うのは

私だけなのでしょうか？

剛典『思ったより照れない？もしかして、』

「な、に言ってんの！！動揺してるし！！」

剛典『まだ何も言ってないんだけど。』

「だって！絶対その後慣れてる！とか続くんでしょ！？」

そう叫ぶとにやりと笑った。

背筋が凍る笑顔。

世の女の子たちはこの笑顔に騙されてるのか。

剛典『よく分かってんじゃん』

「も、もういいでしょ！？分かったから！！」

剛典『……分かってない。』

「は……？」

一向に避けてくれない剛典を押し退けようとしても

びくともしない。そりゃ当たり前か。

だけど、なぜかどんどん近付いてきて目線は……唇？

「あ、え、剛典……？どうしたの、」

剛典『うるさい。』

一蹴されて近付く顔に為す術なく。

ぎゅっと目を瞑る。

………けれど何も起こらない。

恐る恐る目を開けると目の前でケラケラ笑う男。

剛典『あっはは、ほんと最高笑
キスされると思った？笑』

「っ、さいってい！！なんなの！！」

剛典『する訳ないじゃん！笑
あ、でも今のキス待ち顔えろかったよ』

ヘラヘラしながらお腹抱えて涙出るほど笑って。

かと思ったら真剣な顔をして

" 俺じゃなかったら最後までいってるから "

" そういう顔、簡単に出すなよ? "

そう言った。

心臓が飛び跳ねた。

揶揄ったと思ったら心配して。

ギャップを見せてくる彼に落ち着く暇が無い。

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お久しぶりです＞＜

ワクチンの副作用でぶっ倒れてたので
久々の更新です(;_;)

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