69.♯ ページ20
テレビ局付近のコインパーキングについた俺たち。
テレビ局の入り口は目と鼻の先にある。
伊「じゃあテレビ局に入ったら、まず受付で「Hey!Say!JUMPのお友達です」って言うんだよ。
そしたら5階にある楽屋に行ってね。
ドアに名前が書いてあるからそれを探してね」
入り口の警備員と受付のお姉さんとは割と仲良い方で。
山田の事についての了承は得ている。
いやーまさか俺の交友関係がこんな時に役に立つなんて。
まあ、山田は何度か局を出入りしてるし。
”美少年・八乙女光の甥っ子“って言われて、
ちょっぴり有名人だし。
高木には先に中に入っていてもらって、
山田が通りそうな道にいる人達に事情説明をする役割がある。
だって、側から見たら迷子だと思っちゃうもんね。
声をかけられる事にはまだ慣れてない山田だから。
裕「山、大丈夫？」
涼「だいじょうぶ！おべんとう、はやくとどけなきゃ！
みんなおなかすいちゃうね」
裕「ん〜可愛い！記念に1枚撮らせて！」
涼「1まいだけねっ」
裕「可愛い！
山、頑張ってね！山ならきっとお弁当をみんなの所に届けられるよ！
だって山だもんね！山、すごいもんね！」
裕翔のうざすぎる褒め言葉作戦のお陰もあってか、
山田は終始笑顔のままテレビ局へ向かった。
俺たちはその後ろ姿を見送って、見えなくなった所で行動を開始する。
裕「伊野尾くん！カメラの準備オッケーだよ！」
伊「先回りして入り口入る所正面から行こっ」
裕「俺何だかワクワクしてきたよ！」
伊「こういう役回り一回してみたかったんだよね、俺」
勿論、今回の1番の目的は山田の人見知り克服だけど。
裕「山の姿確認！……って、え？ちょ、伊野尾くん！
山戻ってきてるよ！Uターンしてない！？」
伊「うえぇ！？何で！」
まさかの山田が入り口直前で引き返すという緊急事態発生。
俺たちは慌てて車に戻った。
伊「ど、どうした、山田」
涼「いのちゃっ、…やっぱりむりぃ」
ええぇぇええ！？
何で！さっきのやる気はどこ行った！？
伊「どうしたの？何で無理になっちゃったの？」
涼「お、おじっ、おじさんっ…こわい！」
伊「泣かないの〜。とりあえず涙拭こ？」
涼「ひとり、じゃっ…むりなの…！みんなで、いっしょがいいっ」
うちの山田は我慢強いから大丈夫だと思ったんだけどなぁ。
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アイノア・リカ(プロフ) - masqueradeさん» ありがとうございます（ ; ; ）もう間も無く2は完結になります。3の方もよろしくおねがいします！ (2019年12月17日 1時) (
レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - JUMPLOVEさん» ありがとうございます（ ; ; ）知念くんの実は山田くんが大好きな描写は絶対入れようと考えていました、気付いて頂けて嬉しいです！ (2019年12月17日 1時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
masquerade - 更新頑張ってください！応援してます(*ﾟ▽ﾟ*) (2019年12月12日 22時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - 幼児化した山田さん可愛いの想像つきすぎるし、大人の山田さんに甘えたい知念くんの思いが切ない…更新楽しみにしてるので頑張ってください！ (2019年12月10日 21時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2019年12月6日 2時
