65.♯ ページ16
和室を覗くと、涼介は顔を真っ赤にしながらもぐっすり寝ていて。
隣にもう1つ布団が敷いてあった。
ひか、かな。
涼介だけじゃなくて僕の事も考えてくれてるって思うと何だか嬉しい。
でも体は正直だから、物凄くダルくて。
倒れるように布団に横になった。
「……ん。……ねん。知念。
起きろ寝坊助」
知「……ん、誰…？」
「おいおい、どんだけ爆睡してたの(笑)
ちぃちゃんのお財布、山田涼介ですぅ」
涼介…。
そっか、涼介って僕の財布だよね。
いつも美味しいご飯屋さんに連れて行ってくれて、面白い話沢山してくれて、ゲームも一緒にやったり…。
知「えっ涼介！？」
勢い良く起き上がる。
目の前には、大人の涼介の顔があって。
僕がいたのは何故かソファの上で。
知「あれ…？ここどこ？」
涼「どこって…楽屋以外無いじゃん」
知「…僕、和室にいたはずなのに。
熱あって」
涼「和室ぅ？何言ってんの？
てか熱？お前熱あんの？」
涼介は僕のおでこを触る。
顔の距離が少し近くなって、ドキッとした。
知「涼介…っ」
涼「んー熱無さそうだけどな。
…って知念！？どうしたの？何で泣いてんの！？」
気づけば泣いていた僕。
涼介はビックリして目をまん丸にさせている。
大人の涼介の顔を見るのは久しぶりで、
嬉しくて嬉しくて、涼介に抱きついた。
涼「どうしたのちぃ、しんどい？」
知「違うよ、バカ…っ」
小ちゃい涼介も可愛くて大好きだけど、
大人の涼介も大好きなんだ。
僕を心配してくれるところも。
涼「大丈夫だって！泣くな、な？」
クシャっと笑うその笑顔も。
涼「今日時間ある？ご飯行こうよ。
美味しそうなとこ見つけてさ！
知念の話も色々聞きたいし」
全部全部大好きなんだ。
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アイノア・リカ(プロフ) - masqueradeさん» ありがとうございます（ ; ; ）もう間も無く2は完結になります。3の方もよろしくおねがいします！ (2019年12月17日 1時) (
レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
アイノア・リカ(プロフ) - JUMPLOVEさん» ありがとうございます（ ; ; ）知念くんの実は山田くんが大好きな描写は絶対入れようと考えていました、気付いて頂けて嬉しいです！ (2019年12月17日 1時) (レス) id: 53f4eb9b9d (このIDを非表示/違反報告)
masquerade - 更新頑張ってください！応援してます(*ﾟ▽ﾟ*) (2019年12月12日 22時) (レス) id: 6533d85759 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - 幼児化した山田さん可愛いの想像つきすぎるし、大人の山田さんに甘えたい知念くんの思いが切ない…更新楽しみにしてるので頑張ってください！ (2019年12月10日 21時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイノア・リカ
| 作成日時：2019年12月6日 2時
