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18.♯ ページ18

夕飯は昨日仕込んでいた炊き込みご飯。

元々作り置きするつもりで多めに用意していたから米と材料を炊飯器に入れてスイッチを押す。


後は、よく食べる面子揃いだから唐揚げと味噌汁。
ついでにかぼちゃの煮物も付けるか。




光「あ、薮。大ちゃん呼んできてよ。選手交代」

薮「あ、やっぱり?(笑)了解しましたー」





薮にキッチン使わせたら俺がストレスで胃に穴が開く。

薮もそれを分かってかすぐに大ちゃんを呼びに行った。




大「ひか〜。俺料理係?」

光「おう、よろしく」

大「別にいいけど。俺も涼介と遊びたかったなぁー!」


光「涼介、今何してんの?」

大「買ってきたレゴで遊んでるよー。
てかてかてか!おもちゃあげた時の涼介の顔超可愛いの!
箱を抱きしめてありがとうって!ニコッて!!」

光「大ちゃんうるさい」

大「聞けばおもちゃ初めて貰うんだってさー。

酷いよな、親って」

光「ご飯もない、遊び道具もない、そんな環境でよくあの山田に育つ事が出来たなって思うよ」

大「1人で頑張ってきたんだろうな。
まあ今は俺らいるし?天使にでもなるんじゃねーの」

光「何だそれ(笑)」





どんだけポジティブで自分に自信があるんだよ(笑)
まあ天使な事は否定しない。



大ちゃんと途切れる事なく会話をしながらも着々と料理を仕上げていく。









光「はい飯出来たぞー、誰か運ぶの手伝って」

伊「やったー!!お腹空いた!俺手伝う!」

光「他はおもちゃ片付けて」



リビングのローテーブルに広げられたおもちゃ。
それをどかさなきゃ飯が置けねえ。




涼「光くん」

光「ん?」

涼「こーたとね、大ちゃんといのちゃんがおもちゃかってくれたの。うれしかったぁ」

光「良かったね。ちゃんとお礼言った?」

涼「いったよ。
あとね、あとね…光くんごはんつくってくれてありがとう」



…やっぱり天使だ。


不意にそう思ってしまった自分。
さっき大ちゃんが天使に育つとか言ってたけど、育つ前から天使だ。

大人の山田は生意気なとこあるけど、このチビ山田は素直・純粋・可愛い、国宝級の4歳児だ。




涼「ごはん、たのしみっ。
おもちゃかたづけなきゃ」


知「涼介ー、レゴはこの箱にいれとくねー!」

涼「うんっ」




パタパタと駆けていく涼介。

ていうか耳付きフード被ってて完全に小動物だ。
可愛い。買ってきた奴ナイス。

19.♯→←17.楽しい食卓。



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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介 ,   
作品ジャンル:泣ける話
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バレー☆JUMP - すごく面白いです!続き楽しみに待ってます。 (2019年12月1日 18時) (レス) id: be5a18060c (このIDを非表示/違反報告)
やまたかLOVE - とても面白いです!更新頑張ってください! (2019年11月30日 19時) (レス) id: 804987f918 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アイノア・リカ | 作成日時:2019年11月29日 8時

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